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(90)便利さの落とし穴・・・

 二十四節気では、
10月8日に寒露を迎えます。
七十二候では、
秋分の末候の水始涸(田畑の水を干し始める)の候から、
寒露の初候の鴻雁来(雁が飛来し始める)の候です。

●便利さの落とし穴・・・
 本来旧暦だと、月の満ち欠けを基準にしているため、
1年は354日しか日がなく、365日ある新暦との差が1年で11日。
だから、旧暦はおよそ3年に1度くらいで閏月をはさむ必要が生じます。
それに比べて、新暦は4年に一度の閏日だけの調整でいいわけです。

 したがって、1年間でみても、私たちが実際に感じる自然感・季節感は、
新暦の方があっており、旧暦はそれらの感覚と実際が微妙にずれてきます。
そのために、このずれを解消するため、
冬至から始めて次の冬至までを、24均等分割して、
実際の季節感に合うように、二十四節気を作り出したわけです。
そういう意味では、季節感が遠くなっている私たちの生活に、
自然を意識する、させるこのような二十四節気や七十二候というのは、
今後大切なキーワードとなってくると思います。
 夜は、帰宅してからは、テレビを見ながら笑って楽しみ、
暑いから寒いからといって、窓を締め切ってエアコンをつける生活は、
確かに便利な現代社会の恩恵ですが、
確実に失われているものはそこにあります。
便利さの落とし穴・・・

 少しずつ不便を受け入れる生き方こそ、
地球に優しい
(そう思うこと自体が人間の不遜さでもありますが)生き方だと
思っています。

 そして、
10月3日(土)は、中秋(仲秋)の名月。
ほんと、お月様、きれいでした。
22時くらいまでは、雲間に見え隠れしていましたが、
夜中から深夜は、月の周辺に雲ひとつなく輝いていて幻想的でした。

 確かに、夜中に雲なく月ひとつ浮かんで、真ん丸いお月様が
神々しい光を放っているのもきれいだとは思うけど、
侘び茶の茶祖とも言われている、村田珠光の言うとおり、
「月も雲間なきは嫌にて候」、
充足満足の月の姿よりも、もっと素晴らしいものは
その美しい月を隠す雲間の存在があってこそ、
月はそれを見る私たちの心の中で、益々輝くのであるという考えを、
最近はなんとなく分かるようになってきたのは、
単に年とっただけではないと思います。

 旧暦の8月15日の十五夜のお月様が、中秋の名月なのですが、
今年は、旧暦が閏年で、閏5月があって、旧暦の5月31日の翌日が、
5月1日と、5月が2回あり、
今年は、中秋の名月が10月3日と遅くなってしまいました。

 中秋の名月を栗林公園の掬月亭から愛でる企画「観月会」が担当から
あがって来たときは、
天気は大丈夫なのだろうかと多少なりとも不安でしたが、
応募は、定員の約15倍とうれしい悲鳴。
担当職員もてるてる坊主を吊るすなど、
その懸命の思いが通じたのか、朝から雨の天気予報も見事に外れ、
これはすごいと感心。
 しかし、受付を終え、舞台である掬月亭に向かう頃には、厚い雲に
隠され、月見には厳しい状況。
最後の切り札ということで、天気には滅法強いと自負している職員2名、
晴れ男、晴れ女と自称する職員に、最後の願掛けをお願いしたところ、
その直後から、見事に雲が移動して、お月様が顔を出し始め、
一生懸命に念じてくれて甲斐がありました。

 15倍という厳しい抽選を勝ち抜いてきた、幸運の参加者の皆さん、
おいしい季節の料理とお茶とおかしを召し上がっていただき、
お月様と公園の四方山話、それに邦楽の調べを聴きながら、
素敵な「観月会」をおくっていただくことが出来ました。
電気、照明もすべて消してのサプライズの企画にも、
喜んでいただきよかったです。

 しばし、私もその横で、至福の時間を過ごさせていただき、
草むらから聞こえてくる虫の音も楽しまさせていただきました。
ギリシャ生まれの英国人で、アメリカでジャーナリストを経験した
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が、日本にきて驚いたことのいくつかが、
彼の著作である「虫の音楽家」に書かれています。
小鳥のさえずりを楽しむヨーロッパ人でも、
さすが虫の声は雑音、NOISEなのです。
その虫の声を日本人は、種類ごとの聞き分けて楽しんでいる
素晴らしい民族であるし、また虫を籠に入れて飼って、楽しんでいる感性には
脱帽しています。
アジアでも、中国とインドネシアでも、虫を飼う習慣はあるようですが、
それは、虫を戦わさせて賭け事を行うためであり、
日本人のそれとは全然異なります。
この日本人の感性こそ、八雲には驚き新鮮であったわけです。
私たちの何気ない、伝えられ習慣になっている普通の行為が、
異文化からみると、驚きであり憧れ、垂涎の対象となっているのです。

 素晴らしい「観月会」を体感し、改めて自然の美しさと荘厳さ、
それをしっかりと見つめ感謝し受け入れてきた日本の先人の
素晴らしさに改めて脱帽です。

 4日が満月です。
空が晴れている限りは、
ここ数日は十分お月様が楽しめますので、
気の置けない友達、家族で十分お楽しみ、満喫してください。

 なお、十五夜を見られた方は、十三夜も見ないと
片月見(片見月)になってしまいますので、ぜひ十三夜もご覧ください。
ちなみに今年の十三夜は、10月30日(金)です。

●香川漆芸
 日曜日は、以前お世話になった遠来のお客様を、
公園ガイドさせていただきました。
かなり日差しが強くて暑く、汗もかきましたが、
さすが、緑陰やお茶屋の中はほんとうに自然の風が心地よく、
たいそう喜んでいただきました。
私が以前から、「死ぬまでに一度は見てほしい」と懇願していましたので、
それを覚えていてくださり、ガイドもさせていただき、
私こそうれしかったです。
いつかはさせていただきたい、ぜひ栗林公園を見ていただきたいと
思い続けてきましたので、ガイドができて、肩の荷が降りました。
その方には「日本一」の名園と太鼓判を押していただき、感謝です。

 そして、少し休憩して時間があったので、
文化会館で開催されている「大西忠夫回顧展」を
ご案内させていただいたところ、
たいそう喜ばれて、香川の漆芸技術の高さには驚嘆されていましたし、
何よりも私自身もこのように一挙に多くの大西先生の作品を
これほど身近かに見るのは初めてであり、圧倒されました。
2人とも作品を食入るように見せていただきましたが、
彫漆という漆工芸の技術の高さは言うまでもなく、
従来の伝統的漆芸に、絵画的要素を取り入れた手法は、すごい迫力で
大西先生の題材にしているふるさとの自然の暖かさ、おもいやりなどを
私たちが感じ取るには十分でした。
お亡くなりになられて今年で三回忌を迎える大西先生の作品、
ぜひとも多くの皆さんに見てほしかったです。
(4日が最終日でした)

 なお、善通寺市の市役所の西隣に、規模は小さく、
一度にたくさんの作品は公開していませんが、
常設の大西忠夫記念館がありますので、ぜひお出かけください。
作品は、下記のURLで見えますが、
本物をぜひ見てください。
迫力が全然違います・・・。

 ○善通寺市大西忠夫記念館
   http://www.city.zentsuji.kagawa.jp/digi-m/onishi/


●「金子みすゞ」について・・・NO2
 金子みすゞの底なしのあふれんばかりの優しさは、いったいどこから
生まれてくるのかといつも思います。
大きな人生経験を積んでいるわけでもなく、特別なことが彼女の短い人生に
舞い降りたわけでもないと思っています。では、なぜ・・・。
持って生まれた天性の優しさかもしれません。
 あるいは、憧れの詩人西条八十との出会い、
そして、たまたま同じ家に養子となり、
当時彼女の唯一の理解者であり、2人ともお互いを思いやっていた
義弟の正祐の存在も大きな影響を与えたのかもしれません。

 しかし、彼女の生まれた場所にもその影響が大きかったと思われる節が
あります。彼女の生まれた土地は、山口県長門市仙崎。
学生時代に私はそこを訪ねました。一人旅でした。
仙崎かまぼこといえば、ご存知の方は、そのおいしさに喉がなりますね。
その仙崎ですが、調べてみますと、
江戸時代には、実は、日本でも有数の捕鯨基地として
栄えた港町でありました。
そして、驚くべきことに、この仙崎の町の向岸寺では、
1692年から明治まで、なんと捕獲した鯨に人間と同じように法名をつけた
鯨の過去帳が残されています。人間ではなく鯨の過去帳です。
さらに、捕まえた鯨が赤ちゃんを胎内に宿していた時には、
水子供養の如く、埋葬して鯨基を建て、それが今でも残っています。

 鯨基は、全国に50基ほどあるようですが、
70数基の鯨基は、日本一です。
しかも、仙崎では今も、鯨法会が行われているから、
なんて鯨に優しい街なんだろうって思ってしまいます。
こんな優しさに包まれた小さな港町で育まれた彼女の繊細な感性は、
ますます研ぎ澄まされたに違いありません。
 詩人西條八十から、『若き童謡詩人の巨星』とまで称賛されながら、
自らの意思で、わずか26歳の若さで世を去った彼女、
タイムトンネルを見つけて逢ってみたい人の一人です。

◎鯨法会
 鯨法会は春のくれ、
 海にとびうおとれるころ。

 はまのお寺が鳴るかねが、
 ゆれて水面(みのも)をわたるとき、

 村のりょうしがはおり着て、
 はまのお寺へいそぐとき、

 おきでくじらの子がひとり、
 その鳴るかねをききながら、

 死んだ父さま、母さまを、
 こいし、こいしとないてます。

 海のおもてを、かねの音は、
 海のどこまで、ひびくやら。


◎日の光
 おてんと様のお使いが
 そろって空をたちました。
 みちで出会ったみなみ風、
 (何しに、どこへ。)とききました。

 ひとりは答えていいました。
 (この「明るさ」を地にまくの、みんながお仕事できるよう。)

 ひとりはさもさもうれしそう。
 (わたしはお花をさかせるの、世界をたのしくするために。)

 ひとりはやさしく、おとなしく、
 (わたしはきよいたましいの、のぼるそり橋かけるのよ。)

 のこったひとりはさみしそう。
 (わたしは「かげ」をつくるため、やっぱり一しょにまいります。)


◎お魚
 海の魚はかはいそう

 お米は人に作られる、
 牛は牧場で飼はれてる、
 鯉もお池で麩を貰ふ。

 けれども海のお魚は
 なんにも世話にならないし
 いたづら一つしないのに
 かうして私に食べられる。

 ほんとに魚はかはいさう。


●情報発信
 ◎多度津町立資料館 秋の企画展
   文明開化の巨人「景山甚右衛門」展

 10月3日(土)から、12月6日まで、
香川が産んだ偉大な起業家、景山甚右衛門展が開催されています。
すなわち全国で一番独立が遅かった香川が、
第3次香川県となって独立を認められた翌年の明治22年(120年前)、
現在のJR四国の最初の姿である私鉄讃岐鉄道
(四国発の本格的な鉄道)を起し、
銀行(明治24年:多度津銀行)・土木・
電力(明治31年:西讃電燈、のちの四国電力)などの事業を手がけ、
郷土の県土づくりを勧めた人物であります。

 ぜひ、この熱き思いをもった景山の魂に触れてみてください。

 ○景山甚右衛門
  http://www4.ocn.ne.jp/~t-kaikan/ALWAS/jinemon.html

 そういえば、福沢桃介も讃岐では忘れてはいけない人物。
福沢桃介って・・・
それは次回のお楽しみ。


●青鬼くんの観光情報-イベント情報など、観光香川のとっておき情報
 てくてくさぬき秋 実施中です!

 「てくてくさぬき」の秋は、「さぬき文化祭」をテーマに
様々なプログラムを実施しています。
全98コース実施するまち歩きのほか、文化財遺産の特別公開や、
食文化企画、手業体験や瀬戸内海クルーズなども実施中です。
また、いよいよ秋祭りのシーズンが到来です!香川の秋を楽しんでください。

 ◇てくてくさぬき香川のまつり
   http://www.tekuteku-sanuki.jp/pickup/08.html

 ◇てくてくさぬきホームページ
   http://tekuteku-sanuki.jp/

 ◇てくてくさぬきパンフレット(秋)
   http://www.tekuteku-sanuki.jp/pamph/index.html

栗林公園10月イベント情報
 金木犀の香り漂う秋の栗林公園。秋風の吹き抜ける園内を散策して、
すがすがしい秋の空気を胸いっぱいに吸い込めば、
心も体もさわやかにリフレッシュ。木陰で読書や物思いに耽ったり、
秋の風景をキャンバスに描いたりと、友達や恋人と一緒に、
ご家族で、あるいはお一人でもそれぞれの秋を
栗林公園で満喫してみませんか。

★10月の庭園コンサート
1.秋の庭園コンサート
【日時】10月10日(土曜日)10時30分~11時(雨天中止)
【場所】栗林公園 檜御殿跡芝生広場
【出演】高松市役所吹奏楽団団員

2.筝と尺八の演奏会
【日時】10月11日(日曜日)10時~10時30分
【場所】栗林公園 商工奨励館前(雨天の場合は商工奨励館玄関口)
【出演】三好慶子と関琢也

3.jetおさんぽコンサート
【日時】10月18日(日曜日)11時~、13時~
【場所】栗林公園 商工奨励館北館及び檜御殿跡芝生広場
【出演】jetおさんぽ隊
   (全日本エレクトーン指導者協会所属のヤマハエレクトーン講師で
    構成されたグループ)

4.KJO栗林公園コンサート
 【日時】10月25日(日曜日)10時30分~11時10分
 【場所】栗林公園 商工奨励館北館(演奏)及び北側芝生広場
 【出演】KJO
     (かがわジュニア・ニューフィルハーモニック・オーケストラ)

※1~4ともに料金は栗林公園の入園料のみ必要。
 【問合せ先】香川県観光振興課 電話087-832-3361
       香川県栗林公園観光事務所 電話087-833-7411

★月釜(定例茶会)
【日時】10月11日(日曜日)9時~16時(受付は15時30分まで)
【場所】栗林公園 掬月亭
【流派】三癸亭賣茶流高松仙友会
【料金】710円(入園料別。但し、お得な入園料とのセット券あり。)
【問合せ先】社団法人香川県観光協会 高松支部(栗林公園観光事務所内)
         電話087-833-7411

★第26回香川の漆器・伝統工芸士まつり
【日時】10月8日(木曜日)~10月12日(日曜日)
    9時~16時30分(最終日は16時まで)
【場所】商工奨励館玄関ホール及び北館
【内容】製作実演と香川漆器の展示即売
【料金】栗林公園の入園料のみ必要
【主催】香川県物産協会
【問合せ先】香川県物産協会 電話087-833-7412


●天使のハロウィンinエンジェルロード
10月4日は「天使の日」、そして10月31日は
「ハロウィン」です。
この期間、恋人の聖地、小豆島のエンジェルロードでは、
「ジャック・オ・ランタン」の創作コンテストや
仮装ハロウィンパーティなどの楽しいイベントを開催します。
家族みんなで、お友達どうしで、そして恋人同士で、
エンジェルロードの天使とともに小豆島のハロウィンをお楽しみください。

★天使の日~ジャック・オ・ランタン創作コンテスト予選会~
【日時】10月4日(日)時間:15:00~19:30
【場所】エンジェルロード(土庄町)
【内容】
■15:00~18:00「ジャック・オ・ランタン」
創作コンテスト予選会
 優勝☆5万円の旅行券(1名分)ほか賞品多数
■18:00~18:20 ハロウィン成功祈願セレモニー
「ジャック・オ・ランタン」点灯式
■18:20~19:00 キャンドルナイト

★ハロウィン~ハロウィン仮装パーティー&仮装コンテスト~
【日時】10月31日(土)17:30~20:30
【場所】小豆島国際ホテルエンジェルロード沿テラス(土庄町)
【内容】
■17:30~20:30 ハロウィン仮装パーティー
 音楽演奏、「ジャック・オ・ランタン」創作コンテスト表彰式
 前売:一般3500円/子供2000円(料理・飲物込)
■18:00~19:30 ハロウィン仮装コンテスト(一般&子供の部)
 優勝☆高松-ソウル往復航空券(1名分)ほか賞品多数
★10月4日~30日はエンジェルロードに天使や
お化けのジャック・オ・ランタンが出現します。
【問合せ先】土庄町商工観光課 TEL0879-62-7004

サヌカイトの宇宙
  讃岐の心音
 世界でも、ほぼ香川の坂出(五色台)付近でしか採取できない
サヌカイト。音色は世界一の高周波を出し、
人間の耳には聞こえなくても、体で受け止め、
ある人は泣き、また笑い喜び、また心地よくて寝てしまうなど
体感後の反応は人それぞれ。
 この私たち香川の誇りでもあるサヌカイトのコンサートが
企画されていますので、ぜひ一度聞きにきてください。

 ①10月10日(土)11:00~12:30
  男木島コミュニティセンター

 ②10月11日(日)13:00~14:30
  女木島コミュニティセンター

  いずれも無料です。
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テーマ : 香川
ジャンル : 地域情報

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