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(87)月も雲間のなきは、嫌にて候!


 二十四節気では、
先週、白露 を迎えています。

 七十二候では、
次候の鶺鴒鳴(鶺鴒(せきれい)が鳴き始める)の候から、
末候の玄鳥去(燕が南へ帰って行く)の候です。

 ○鶺鴒とは・・・水辺に棲む鳥類の1グループです。
  セキレイは、
 日本神話の男神であるイザナギとその妻で女神であるイザナミの
愛のキューピットとも言われています。

 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%AD%E3%83%AC%E3%82%A4
鶺鴒


●月も雲間のなきは嫌にて候
 深夜も1時を過ぎると、
もう東の空には、冬の星座であるオリオン星座が見えてきます。
その頃は、山の端にかかるように見えますので、
とても大きくダイナミックです。
寝る前に窓を少し開けて、覗いて見てください。
季節は、私たちが意識する、しないに関わらず変化しています。

 明るく輝く、真ん丸い満月も神々しくて美しいですが、
日本人が伝統的に美しいと評価しているものは、
「月も雲間のなきは嫌にて候」と、
侘び茶の祖である村田珠光が述べているように、
雲間に絶え絶えに見え隠れする不完全な月の美しさなのです。
まさに、「不足の美」なのです。

 「月も雲間のなきは嫌にて候」、
この言葉は、能楽師の金春禅鳳(こんぱる ぜんぽう)の
談話集「禅鳳雑談」の中で、
彼が崇拝する村田珠光の言葉に同感したということで、記されています。
確かに一点の曇りもなく、くまなく輝きたる満月も、
円満具足の美でいいのですが、
もっと美しいのが、完全ではない雲間の月であるという意味です。

 ところで、村田珠光自身については、
実はもしかしたら彼は存在しなかったのではないかと
思われるくらい、彼についての記録がほとんど残っていないのですが、
千利休らが、村田茶聖こそ、侘び茶の創始者と言っているので、
ここではそうしておきます。

 珠光は、一休さん(一休宗純)に出会ったことから、参禅して、
お茶と禅宗の融合を図っていったのは、旧知のことです。

 おそらく一休禅師や村田珠光の周辺には、
能、連歌、茶の世界に共通する美の意識があったものだと推測されます。
完全な美を志向するのではなく、
不足の美、余白の美しさを追求することこそ、
彼らがめざすものであり、お茶の世界では、
当時の豪華な書院の茶に対する粗相の茶を目指したのでした。

 書院の床と言えば、床に紙を貼り、
その上に山水画の水墨画などを描いたものですが、
珠光は、白紙の鳥の子紙を貼っただけにして、
「やつしの美」を表現しています。
利休の師であり、珠光の弟子である武野紹鴎は、
さらに革命的であり、
鳥の子紙を剥ぎ取り、土をじかに見せることにしました。

 侘び茶は、こう書くと、
如何にも物理的な貧しさのようにも思えますが、
これは、不足の美を求めるものであり、
実は、「侘び」というのは、むしろそういう心境や境地を指すものだと
思われます。

 栗林公園で外国人を案内していると、
日本文化にやたら詳しい人にであったりしますが、
彼らはほんとうによく勉強しています。
美とは、完全なもの、均整のとれたもの、左右対称な
シンメトリーなものなどと考える欧米人やイスラム人にとって、
日本文化を代表するようなこのような「不足の美」は、
違和感を覚えるようでもありますが、
しかし憧れるものでもあるようです。
公園での英語ガイドは、
ほんとうに異文化コミュニケーションの楽しみがあります。

てくてくさぬき「秋」スタート!
 09(まるく)香川まちめぐりてくてくさぬき

 かがわ秋のPRオープニングイベントが、
12日土曜日の朝、国宝の寺 本山寺で開催しました。
お昼前から雨が降り出しましたが、
約70名近い方が、香川にある文化遺産の素晴らしさを
体感されました。

 てくてくさぬき、第3弾、秋バージョンにおいては、
テーマを「さぬきの文化祭」として、
国宝など貴重な文化遺産などを公開し、
それらをうまく結びつけ、面的なつながりが構築できないかとの思いで、
様々な資源を提供しています。
この秋、まちあるきも約100コース、瀬戸内海夕焼けクルーズ
県外の方も大勢お越しになっている秋祭りの紹介など盛りだくさんです。

 詳細は、下記のURLまで。

 ○てくてくさぬき
   http://www.tekuteku-sanuki.jp/

 また、秋祭りの面白さということで、
てくてくさぬきでも、規模の大小に関わらず、
歴史があり、多くの県外客も来ており、
面白くユニークな秋祭りなどを、
文化遺産などとともに紹介していますが、
その第一弾の「ひょうげ祭り」が、昨日13日に
晴天のもと、盛大に開催されました。
今年も高級カメラを持ったたくさんの県外観光客が
行列の支障になるくらい、沿道に押し寄せていました。
今回も、松山、倉敷、大阪など近県からの観光客が多かったです。

 マスコミ取材陣も多く来られていて、
初めて見られた記者の中には、
「実にユニークで面白い、全国ニュースでも扱ってもいいほどだ」と
すっかりファンになられた方もいて、
年々盛大になっていく祭りの面白さをもっと多くの方に
知っていただくようにこれからも情報発信に努めなければいけないと
痛感しました。


●情報発信
朝日新聞別冊「ビジネス香川BK」掲載
「讃岐のほんまですか?」

 先日、9月3日、第1木曜日に出ました
「ビジネス香川BK」、
いよいよ、「讃岐のほんまですか?」がスタートしました。
 多くの県民の皆さんが、まだまだ知らないふるさと香川の宝ものを
どんどん紹介していきますので、ご期待ください。
 なお、この記事を目にすることが出来ない方もおられますので、
2週間ほどの遅れですが、お届けします。
ますは、第1回目の内容です。

 シリーズ1
  村上春樹とさぬきうどん

 2006年にフランツ・カフカ賞を受賞して、
一躍ノーベル文学賞候補になり、
また今年の2月にエルサレム賞を受賞して、
その記念講演が話題になった人気作家「村上春樹」の
新作「1Q84」が、売り上げ部数200万部を超える
超ベストセラーになり、世間を騒がせている。
出版前にほとんど情報を出していなかっただけに
驚異的な売り上げである。
 しかし、彼が「さぬきうどん」の名を一躍全国に広げた
功労者の一人であることは、意外、いやほとんど知られていないことは
残念至極である。
 今から18年前、村上春樹は、
当時の人気女性雑誌「ハイファッション」の香川出身の編集者に
半ば強制的に?さぬきに連れ込まれ、
しかししっかりとさぬきうどんの魅力にはまってしまった顛末を
「讃岐・超ディープうどん紀行」というタイトルで、
1991年3月号に掲載している。その記事を読んでみると、
そこには、今でも垂涎のおいしさと言われて超人気店舗の
「小懸家」、「中村うどん」、「山下うどん」、「がもううどん」、
そして今はなき名店「久保うどん」などで、
村上春樹が体験した驚きの世界が書き込まれており、
ぜひとも訪れてみたいと思わせる内容となっており、
当時の若い女性読者が香川に押し寄せていたことは、
実はほとんど知られていない。さぬきうどんとの出会いは、
まさに彼のうどん観に革命的な転換があったとも述べている。
 そして、7年後の1998年に出版した、「辺境・近境」には、
なんと世界の辺境地のひとつに、日本代表?として、
さぬきがさぬきうどんとともに紹介されている。
さぬきうどんは、世界的に見ても、超ディープなおいしさなのである。

●情報発信
ミシュラン三ツ星記念「中秋の名月 観月会
 
 既に情報発信していますが、中秋の名月を約2週間後に控え、
栗林公園でも、10月3日土曜日の夜に、
ミシュラン三ツ星記念として、
「中秋の名月 観月会」を行うようにしていますが、
なんと定員20名のところに、13日日曜日現在で、
12倍を超える250人近くの方が申し込みをされ、
その人気の高さに驚いています。
締め切りは、15日火曜日17時までですが、
まだまだ増えるようです。
参加者は、定員を超えると、
厳正なる抽選ということになりますが、
それにしても、この有料(3,700円)イベントの人気度には、
うれしさいっぱいです。

・「中秋の名月 観月会
  http://www.pref.kagawa.jp/ritsurin/index.html

○庭園コンサート
 13日日曜日の栗林公園庭園コンサート、

 今回は、地元香川で大活躍しているボサノヴァデュオの
「フェリアード」。
フェリアード自体も、
なんと栗林公園でコンサートするのは初めてという
ことでしたが、本人たちも後でお話していましたが、
栗林公園のなんとも言えない心地よい雰囲気の中で、
演奏することができたということが、ほんとうに気持ちよく、
なんと予定に30分の倍の1時間、演奏してくれました。
聞いている私たちも、すっかり2人の奏でるボサノヴァの
魅力に聞き入ってしまいました。
当日は、300人を上回る人出で、
皆さん、幸せな心地よい時間を過ごされたことと思われます。
ほんとうにフェリアードのお2人、
ありがとうございました。
香川が誇るボサノヴァデュオ「フェリアード」
今後の活躍を祈りたいです。

・フェリアードライブ情報
http://feriadonatsukikanji.blog98.fc2.com/

 それと、今回もコンサートのあと、栗林公園よもやま話ということで、
15分ほど時間をいただき、お話させていただきました。
テーマは、「栗林公園を通じて知るお茶と能」でしたが、
300人ほとんどのお客様が席を立たずに最後まで
話を聞いてもらえたのには驚きでした。
 拙い話でしたが、
私たちがほとんど理解していない日本文化の境地である侘び寂びの世界、
なぜ香川が武者小路千家の発祥の地と言われているのか、
あるいは、利休の切腹の真相、
茶道や能と香川の関係など、時間の割にはとても盛りだくさんでしたが、
最後まで聞いていただきほんとうに感謝です。

 次回の庭園コンサートは、
箏と尺八の演奏会で、
三好慶子さんと関琢也さんのジョイントコンサートで
2人とも実力、実績ある方で、今からとても楽しみです。

 10月11日10時~です。
ぜひお楽しみください。

 きっと心地よい気持ちにさせてくれるはずです。

 私の方の「栗林公園よもやま話」も
ぜひご期待ください。


○NHK放送
 「白洲正子が愛した日本人~美の旅人 西行と明恵~」
 9月19日(土)深夜1:20~3:10
 
 好評だった、NHKハイビジョン番組
2007年2月オンエア分が再放送去れます。

 個人的にはぜひ見たかった番組なので、
この情報提供はうれしかったです。
だから、皆様におすそ分けです。

 お楽しみください。
崇徳上皇ゆかりの地と鼓岡神社も紹介されますので、
ぜひご覧ください。
ふるさとの認識が大きく変わります。

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テーマ : 香川
ジャンル : 地域情報

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