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(73)世界の宝石 瀬戸内海

 二十四節気では、
6月5日の芒種(芒:のぎ 稲の籾殻にあるとげのような突起)を持った
植物の種を蒔く頃という意味)を過ぎました。
七十二候では、
次候の腐草為蛍(腐った草が蒸れ蛍になる)から、
末候の梅子黄(梅の実が黄ばんで熟す)への移りの候です。

 暑い日が続いています。
日中はひと雨ほしい季節となりました。

 瀬戸内海の夕焼けもひときわ美しいです。
ぜひ、この機会にたっぷり瀬戸の美を堪能してください。
世界中探しても、実はどこにもない素晴らしい景色が広がっています。
それほど価値のある景色です。
多くの県民にとっては、当たり前のようになっている景色ですが、
実は、世界各国から、この景色を見るために
ここに来られている外国人も大勢います。
けっして当たり前と思わないで、その価値を堪能してください。

 先日、名古屋以西の西日本の旅行代理店の方々に、
お忙しい中、わざわざ香川にまで来ていただき、
今までの香川のイメージとは違う、
香川の新しい魅力に触れていただきたく、
また今後の積極的な情報発信を期待して、
観光ガイドさせていただきました。

 津田のドルフィンセンター、観音寺の路地裏あじめぐりなど
従来の観光香川にはない、香川の新しい一押しの魅力をご紹介させて
いただきましたが、満足度はかなり高かったようです。
さらに、夕方の瀬戸内海クルージングと、
夜のまちあるきグルメ探索コースは、私も参加してガイドも一部
させていただきましたが、
多くの皆さんが知らなかった、体感したことのなかった世界でした。

 夕方の瀬戸内海クルージングは、あいにくの曇り空で
残念ながらぜひ見てもらいたかった夕焼けは見れませんでした。
主要なハイライトシーンがなくて、少し動揺しましたが、
心配は、高松港出港わずか15分後には吹っ飛んでしまいました。

 男木島の北端を過ぎた頃に、視界に入ってきたその景色は、
多くの香川県民が、実は今でも見たことのない風景でもあり、
しかしこれが実に感動的な風景であって、
それに賭ける私たちの密やかな熱き思いが、そこでは十分伝わりました。

 それは、今から100年以上前の1895年(明治28年)に完成し、
日本灯台50選にも選定されたこともあり、
また、1957年木下恵介が監督し、大ヒットした
佐田啓二(俳優 中井貴恵・貴一姉弟の実父)と高峰秀子主演の
映画「喜びも悲しみも幾歳月」のロケ地にもなった、
総御影石造りの男木島(おぎじま)灯台であり、
その背後の煉瓦造りの資料館(元灯台職員寄宿舎)でした。
それらの建物の近くまで、
船を寄せていただき、手に取るように真近かに見ることができ、
素朴ながらも、その堂々とした海の守り神らしき荘厳さに、
皆さんは圧倒されていました。

 男木島灯台
  http://www.pref.kagawa.jp/takamatsuko/n-toudai.htm
 
 それと、次に期待し、一押しの風景が、
男木島漁港から、
男木島の山である、ズッコ山、コミ山(標高213メートル)に沿って
這い蹲るように連なっている漁村の集落風景。

 私自身は、クロアチアのシュタンブク駐日大使から、
美しい日本とはどういうものかなどを教えてもらう前は、
このような漁村の集落や段々畑を美しいと感じるとは
よもや思いませんでしたが、
以前、大使と瀬戸内海をクルージングさせていただいた時に、
ヨーロッパ人が感じる日本の魅力を話してもらって、
日本の美しさとは、こういう漁村集落もそのひとつであると
初めて感じたのでした。
ほんとうに男木島の漁村集落は、美しく、
日本の原風景といおうか、懐かしい景色であり、
心和むものなのです。

 ただの宝石でもなく、日本の宝石でもなく、
瀬戸内海は、なんと、世界の宝石であると称したのは、
武士道を著した、明治の日本を代表する教育学者である
新渡戸稲造であります。
 彼は、わが香川出身の当時の国会議員であった
小西和(かなう)が著した「瀬戸内海論」の序文で、そう述べています。

 1911年(明治44年)に刊行されたこの本は、
実は、瀬戸内海の自然的な美しさだけではなく、
瀬戸内海を活用した内外の観光客誘致による地域振興、
外貨獲得の期待、ナショナリズム等も盛り込んだものであり、
現在でも十分通用できる考えがそこに展開されています。

 瀬戸内海は、1934年(昭和9年)、
九州の雲仙、霧島と同様、日本で最初の3国立公園のひとつとなりました。
最初の指定範囲も、実は、備讃瀬戸に限定されたものでした。
小豆島の寒霞渓、高松市の屋島、岡山県の鷲羽山、広島県の鞆の浦などを
中心としたものでした。
そして、
瀬戸内海の夕焼けの素晴らしさに、「言葉はいらない」との名言を言ったのは、
実は、わが観光振興課の職員でした。

 古代から海洋交通のメインルートであり、
主要幹線ルートでもあった瀬戸内海は、
シーボルトもその素晴らしさを述べていますし、
リヒトホーフェン(ドイツ人の地理学者であり、
シルクロードの命名者でもあります。)も、1860年に、
瀬戸内海を訪れ、その旅行記の中で、世界的に素晴らしい風光明媚な
場所として、瀬戸内海を紹介しています。
チャップリン、アインシュタインも同様です。
そして、前述しました、年間1千万人のクルーザー客を集める
クロアチア(アドリアの真珠)の駐日大使シュタンブク氏も、
同様に瀬戸内海を絶賛しています。

 さらには、この瀬戸内海の島々には、
豊島、男木島、女木島、大槌島、小槌島などを中心に、
神話古事記の伝説の世界が広がっています。

 豊島には、
海や水を支配する海神である豊玉彦命(とよたまひこのみこと)を
祀る豊玉神社がありますし、
男木島には、その長女である、豊玉姫命(とよたまひめのみこと)を祀る
「豊玉姫神社」があります。
 女木島には、豊玉彦命の次女であります、
玉依姫命(たまよりひめのみこと)が関係しています。

 一方、陸の神様である、邇邇芸命(ににぎのみこと)と
妻である木花咲耶姫(このはなさくやひめ)の間に生まれたのが、
長男:火照命(ほてりのみこと)=海幸彦(漁が得意)であり、
次男:火須勢理命(ほすせりのみこと)
3男:火遠理命(ほおりのみこと)=山幸彦(山での狩猟が得意)です。

 この3男:火遠理命(ほおりのみこと)=山幸彦が、
兄の海幸彦の釣り針を借りていたところ、波間で失い、
困っていたところに波間から登場したのが、
塩椎神(しおつちのかみ)という老翁です。
そして、その老翁の言いつけにしたがって、
亀に乗って海底に潜り、知り合ったのが、豊玉姫であり、
この話が、のちの浦島太郎伝説となっていきます。

 3年後、山幸彦は、別れを告げ、
鯛から釣り針を取り出し、土産に持ち帰った
呪文と塩満玉(しおみつたま)の2つの宝玉で
兄である海幸彦を服従させ、支配者となったのでした。

 のち、豊玉姫が山幸彦の後を追って地上へ現れ、
海の国で育ったので、天津神の子は産めないはずでしたが、
出産現場は、絶対見ないように言ったにも関わらず、
山幸彦は覗いてしまって、そこには大きな鮫が・・・

 豊玉姫は、妹の玉依姫に世話を依頼して
子供を置いて海に帰りました。
その子は成長し、おばでもある玉依姫と結婚、
4人の子供を授かり、
第4子が、実は神武天皇だったという神話の世界が
このあたりに広がっています。

 男木島(おぎじま)は、大姉の島ということから、
大姫島(おぎじま)と呼ばれており、。
豊玉姫を祀る「豊玉姫神社」の鳥居は西を向いており、
そこから見える大槌島、小槌島が2つの門柱に見え、
その下に龍宮城があると信じられ、
その入り口は、亀水の淵(亀水町)と考えられています。

 女木島(めぎじま)は、玉依姫という姪の島という意味です。
現代のように男木、女木と表記されたのは、
平安時代に入ってきた陰陽道の影響ではないかと推測されています。

 陰陽道と言えば、五色台があります。
そこにある5つの峰 白峰、黒峰、紅ノ峰、青峰、黄ノ峰は、
まさに陰陽道の世界でもあり、
安倍晴明が讃岐の生まれであるという強い根拠にもなっています。
この話は、いずれ機会を設けて改めてお話します。

 港に着いてからの夜のまちあるきコースも
大人気でした。
ホテル「福屋」の土居さんと
スナック「オードリー」の岡田ママが案内するこのコースは、
一人でふらっと高松にきても楽しめる内容となっています。
人気「まちかど漫遊帖」のコースの一つですが、
また、秋のまちあるきにも出てきますので、
ご期待ください。

 寿司駒のおいしい握り寿司と大将の面白い話、
イタリアン「シー・ドラゴン」の量たっぷりのおいしい料理。
おいしさは保証します。
岡田ママは、当日、さぬきうどんの揚げお菓子
「揚げぴっぴ」(塩味、甘味、生姜味の3種もそろえてくれました)や
「おいり」、「うどんの缶詰」なども特別に用意していただき、
香川、讃岐のPRに懸命でした。
ほんとうに熱き思いの人で、
讃岐の偉大なるPRジェントルマンとレディです。

 今後とも連絡を取り合って、
どのよう情報発信になるのか、どのようなツアーコースが生まれるのか、
今からドキドキしています。

●ヒメボタル
 今、屋島へんろ道登山道(正確には県道4号:屋島公園線)あたりでは、
ヒメボタルが乱舞していること、ご存知ですか?
 源氏ホタル、平家ホタルと違って、それほど明るくはありませんが、
数はすごい数です。いわゆる乱舞です。
出来るだけ多くの皆さんに見てもらいたいのですが、
ヒメボタル側の都合で、時間が限定されています。(笑い)

 見える時間は、早朝2時過ぎから4時過ぎまでで、
ピークは午前3時30分前後となっています。
あたりは真っ暗で、そこに行くまでには懐中電灯が必要です。
屋島へんろ道の登り口の加持水から、不喰梨(くわずのなし)あたりです。

 ○ヒメボタルの詳細
   http://hitoshizen.jp/biology/himelife.html

 ○屋島のへんろ道
   http://www.pref.kagawa.jp/kohosi/0508/sisetu.html

 公共交通機関がない時間帯なので、
車でお越しの方は、
近くの四国村にお願いして駐車できるようにお願いしていますので
ご利用ください。

 ○駐車場への行き方
 コトデン屋島を元屋島ケーブル麓駅に向かってのぼり、
元屋島ケーブル麓駅手前のささや旅館の2、3軒下あたりに
右(東)に曲がる道がありますので、
そこを曲がると、四国村の臨時駐車場がありますので、
ご利用ください。
 また、へんろ道には、元屋島ケーブル麓駅西側に、
そのまま西に直進すれば、看板がありますので、
その案内板にしたがってお進みください。
このごろは、満月でお月様もきれいで
月明かりの下、真っ暗ではありませんが、
やはり、懐中電灯は必要です。

 がんばって、早起きして、普段見れないヒメボタルの乱舞、
見てみませんか!
宝ものの発見してみませんか!


●光頭会の続報
 栗林公園で今、観光客の皆さんの靴の埃払いで大人気の
光頭会の皆さんですが、
その活動が、NHKで全国放送されます。

 オンエア日時 6月8日(月)午後2時5分~3時までの間
 番組名    NHK「お元気ですか 日本列島」

 ぜひ、ご覧ください。

 また、光頭会では、近日中に、
「また、来てもらいたいし(大使)」、
「喜んでもらいたいし(大使)」、
「笑顔を見たいし(大使)」の3人を募集します。

 太陽を募集し、なんと、公園の(三つ)星と、
光頭会の月の3すくみがこれでできます。

 詳細は、次回お知らせします。
香川の女性の方、ぜひ応募してみてください。

●NHKテレビ ワンダー×ワンダーの感想
 先日オンエアされました、NHKテレビ「ワンダー×ワンダー」、
いくつかの感想をいただき、たいへん好評でした。
すこし、ご紹介させていただきます。

 臨時便でご連絡頂きました「ワンダーワンダー」見ました。
とっても感動いたしました。こんぴら歌舞伎の昼の部だけしか
行ってませんが、「俊寛」の映像には目を見張りました。
今日の映像を見て、もう一度是非「こんぴら歌舞伎」で
「俊寛」を見てみたくなりました。
歌舞伎に興味もわき、とっても身近に感じ、
感激も一段と変わってくるだろうと思います。
なかなか入場券が手に入りにくいんですが・・・・
これからの歌舞伎鑑賞が違った意味で楽しみになりました。


 臨時便、ありがとうございました。
テレビ、とってもよかったです。
眠気吹っ飛んでしまいました。
普段目にすることのないアングル、ドキドキでした。
もう一度みたいです。

      などなど・・・。

 なお、この番組、再放送あります。
日付は変わって、11日の深夜0時45分からです。
ぜひ、ご覧ください。


栗林公園の庭園コンサート
 14日(日)の10時からは、
お待たせ6月の庭園コンサート、
武内貴美子さんのヴィオリラコンサートがあります。

 ヴィオリラとは、大正琴のつくりをヒントに、弓で演奏できる
21世紀に生まれた新しい楽器です。
弓で弾けば、二胡やバイオリンに、指で爪弾けばギターの音色に
ピックではじけば、大正琴のように聞こえます。
ぜひさわやかなひとときと併せて体感してください。

 そして、庭園コンサート終了後、栗林公園のお話も少し
私からさせていただきますので、これも久しぶりですが、
数少ないですが、最近ではリクエストもありますので、
ここはひとつ皆さんの知らないお話でも話せたらと思っています。

 ご期待ください。
コンサートは14日10時から、
私の話は、コンサート終了後です。

 雨でも、北館で実施しますが、花ショウブやハスのことも
考えると、雨の方がいいかもしれませんね。

 なお、同じ14日は、9時から16時まで、
掬月邸で、裏千家淡交会高松支部の月釜も催されますので、
ぜひいらしてください。
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テーマ : 香川
ジャンル : 地域情報

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女木島

いつもメールありがとうございます。
女木島の玉依姫神社は、今の八幡神社に合祀されています。
女木島には、豊玉姫が亀の背に乗ってやってきたそうですが、お産を見られた姫が鰐のまま、お一人で龍宮に帰られたため、それを知らず残された亀が浜辺で石になったといわれた『亀石』のことも書かれていましたが、今は玉依姫神社とともに風化したのかも知れませんね。

あと、最近知ったのですが、神社の鳥居の原型である注連柱(しめばしら)が別名で七五三柱(しめばしら)と書かれている神社を数社見つけました。調べてみると、これが七重塔・五重塔・三重塔建立につながっていることがわかりました。塔は、注連柱を守るため造られたもので、七五三重以外がないのは、このためです。建築的に、柱の構造が地震対策に有効な造りと聞いていましたが、実際は塔のための柱ではなく、柱のための塔だったようです。まあ実際は、どちらでも良いような話ですが(笑い)

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