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(60)常識破りのおもてなしとは !

 二十四節気では、3月5日に啓蟄を迎えますが、
3月2日頃は、七十二候では、
草木萌動(草木が芽吹き始める)の候です。

●常識破るおもてなしとは・・・
 先週は、ホテルや旅館、公共交通機関、観光協会など、
県下の観光関連業者などに集まっていただき、
地域ごとに、「おもてなし研修会」を3回ほど実施しました。

 そこでは、皆さんいろいろ考えられて日々対応しておられ、
頭が下がりました。

 ある方は、先輩から教えられた
「観光客は、ごちそうは食べ厭きている。心のごちそうを提供しないと
いけない」という言葉を、いまだに考え続けてがんばっているという。
また、お客様には、少なくても1回は笑っていただけるように
いつも工夫し続けている方もおられました。

 中に、こういう方がおられました。
「自分の観光施設では、お客様にけっして
「いらっしゃいませ」を言ってはいけない、
「いらっしゃいませ」禁止令を出している」というのです。

 案の上、皆さんからそのわけを知りたいとの意見が出されました。
当然のことです、おもてなしの世界では、「いらっしゃませ」は、
当たり前のあいさつ言葉で、これを使ってはいけないなど
常識を打ち破ること、疑問は当然のこと!

 わけはこういうことでした。その方はこう説明していました。
「いらっしゃいませ」という言葉を発した途端に、
両者の関係は、お店と客の関係に変わって、そこに大きな壁が
立ちはだかると・・・。
 お店を覗くお客様に、「いらっしゃいませ」と言葉をかけると、
なんと8~9割の方が入って来ないようなのです。
 でも、「いらっしゃいませ」ではなく、
笑顔で、「おはようございます!」とか
「こんにちは」で声かけすると、なぜか8割以上の方が
お店に入ってくるというのです。不思議ですね!

 確かに、「いらっしゃいませ」は、その言葉で、
自分がそのお店のお客に強制的にならされて、
何かを購入しなければならないというような心理的な圧迫感が生じ、
買うか買わないかはこれからなのにと尻込みしてしまう心境は
なんとなくわかります。

 反対に、笑顔で、「おはようございます!」とか
「こんにちは」で声かけされると、お客という立場を意識せずに
立ち寄れるということでしょうか!

 「いらっしゃいませ」が当たり前だと思われているおもてなし
まったく反対の考え方もあるということで驚きでしたが、
それはしかしすべての場合に通用することかと言えばそうでもなく
やはりお店の業種やケースバイケースではないかという意見も
多く出されていました。

 究極のおもてなしは、一人一人のお客様に合ったおもてなしですが、
これはできないことではありませんが、なかなか困難です。
でも、お客様のために、いい思いを、気持ちいい心地よさを感じて
いただけるようにがんばっている姿は、やはり誰も悪い気はしません。
相手の立場に立って、どういうことをしてもらえれば感動するのかなど
日々考えながらのおもてなしは、きっとお客様を心地いい気分にさせ、
それがお礼となって返ってきて、結局は、
「情けは人のためならず」のとおり、
自分自身の心地よさにつながってくるのです。

 まずは身近な方に対して、おもてなししてみませんか!
やはりおもてなしは、日々の訓練が必要です。
そういう努力をしている人は見ていてすぐにわかります。

 私のおもてなしの話は、確かにアマチュアで
プロの考えではないかもしれませんが、しかし究極のおもてなしに
プロもアマチュアも無いと思っています。
一生懸命に考えて尽くす気持ちこそが大切だと考えています。

 ただ、勘違いしてほしくないのは、
尽くすと言う言葉から、お客様は神様ということになって、
お客様とお店で主従の関係ができがちですが、
お客様とお店は、おもてなしということを通じて、
居心地のいい空間を作り出すのであって、
決して主従の関係ではないのです。
対等なのです。

 お茶席で、亭主と主客がお互いに努力して雰囲気を盛り上げますが、
それを茶道では、「一座建立(いちざこんりゅう)」と言います。
おもてなしもむしろそういう関係が理想なのかもしれません。

 おもてなしアマチュアの私の話でしたが、
皆さんもまたこの機会におもてなしについて、
考えてみてくださいね。

●さぬき発 与一の矢 その3
~ 眼からうろこの落ちるさぬきの話 ~

 財団法人 香川経済研究所発行の「調査月報」最新刊である
2009年2月号に、私の拙文が掲載されましたので、
また機会がありましたら、ご一読ください。

 すぐには読めない人のために今後何回かに分けて、
さらに加筆修正しました内容をお知らせしますので、
ご一読くだされば幸いです。

○09(まるく)香川まちめぐり「てくてくさぬき
 平成16年から、地域の住民たちが主体となって地域資源を見直し、
磨きあげる「まちづくり型観光」を推進、支援してきました。
その一つの成果として、「むれ源平石あかりロード」や
「観音寺の路地裏味めぐり」など、「まち歩き観光」が
県内で広がりを見せています。

 香川には、多島美を誇る瀬戸内海をはじめ、
やさしい里山、鎮守の杜やため池など、豊かな自然の恵みと、
古くから文化の大動脈であった瀬戸内海に面し、
各地との交流を経て培われた独特の伝統文化が、
私たちの暮らしの中に根付き、受け継がれています。
多くの観光客に触れてもらって感動を与えるものが多く、
まさに県民の宝ものです。

 今年4月から、香川全域を舞台として、
香川ならではの歴史文化、自然、食などを活かした体験や
交流等のメニューとして広くアピールし、
ふるさと香川の素顔を見ていただく「まち歩き」と、
独特の伝統文化などを組み合わせておもてなしする
てくてくさぬき」が開催されます。
まち歩きの魅力は、ツアーガイドの魅力でもありますので、
ご期待ください。きっと素敵なガイドさんたちと出会えます。

 県民の皆さんは、意外と気づいていませんが、
地域で伝統的に継続されて実施されている伝統文化イベントなどにも、
実は大勢の県外観光客がバスツアーなどで訪れており、
根強い人気があるのです。

 高松市香川町のひょうげ祭りや、豊浜や大野原などのちょうさ祭り、
小豆島の中山や肥土山の農村歌舞伎など、
大勢の県外の方がつめかけており、そのような例はたくさんあります。

 ひょうげ祭では、昨年も大型バスを仕立てて、大阪や岡山から
大勢の方が、特に中高年の方が多かったのですが、皆さん、
素晴らしく立派なカメラを首から提げて、
聞けば、写真コンクールがあるので、数年前から写真を写しに
きているというのです。
高松の水の恩人矢延平六の偉業(土木技術の天才と言われた
西嶋八兵衛の弟子で、高松で全国で初めて地下式の上水道施設を
完成させましたが、下級武士からの異例の抜擢だったため、
周囲のねたみも多く、
彼が完成させたため池新池が、それは高松城下町を水攻めにするために
作ったものだとの噂が立ち、阿波に配流されましたが、のち許されて、
讃岐に戻って余生を過ごしました)を称えた祭ですが、
大根で刀を作ったり、裃は米袋で作ったりして、
顔には絵の具を塗りまくっています。
(しかし、顔は農村歌舞伎の専門家が指導して
塗っているらしいということも情報としてははいってきています。)
全国でも指折りの奇祭で、見ていてもユニークで、
いい写真がとれるとうれしそうに話されていました。

 農村歌舞伎、特に小豆島には、最盛期は30近い農村歌舞伎が
存在したと言われていますが、現在は、中山と肥土山の農村歌舞伎のみと
なっています。
 私も、肥土山農村歌舞伎は、昨年雨降る四国村で観覧しましたが、
あまりの素晴らしい迫力ある演技で心が震えるほど感動し、
びしょぬれだった体が、寒さを感じるどころか、
心の底からあったかく感じられたほどでした。
中山の歌舞伎は、周囲の棚田と夕焼け空が見事にマッチして、
演技を守り立てます。
観客の一部には、高松に転勤して生活していた時に、
この農村歌舞伎を見てすっかりはまり、
以後毎年見に来ているという元高松支店長さんらもおられるほど、
高松勤務経験者が大勢観客として来ており、
魅せてくれます。
でも、多くの県民は、この農村歌舞伎すら見たことない人が
大多数を占めています。もったいないことです。

 また、さぬき山で日本昔話に出てくるような
お椀を伏せたような形の山、たとえば飯野山に代表される
讃岐7富士に県外から多くのトレッキングツアー客が訪れています。
テーマパークであるニューレオマワールドの南側の山にも
最近は大勢の方が山歩きを楽しんでいます。
初心者でも比較的容易に登れること、
景色が、多島美の瀬戸内海、讃岐平野とため池のコントラストが
実に素晴らしいことなどもありますが、
何と言っても、飯野山が、新日本百名山に選ばれてから
さぬき山のトレッキングに火がついたと言われています。
新日本百名山は、岩崎元郎(いわさき もとろう)によって、
選定されて山々ですが、その中で飯野山は、422メートルという
2番目に低い山で選定されています。

 このように多くの県外客が、香川にはどんどん
入り込んでいるにも関わらず、
現状は、そのものだけを見てあとは香川をあとにしています。
いわゆる日帰りです。
なんとか工夫して、滞在時間を少しでも長くして1泊以上、
また従来1泊していた方たちには2泊していただけるような
システムを作らなければなりません。
それが結果的には観光客へのおもてなしにも通じるものです。
てくてくさぬき」でその役割を果たしたいと考えています。

 「てくてくさぬき」は、県土全域を舞台にしたものです。
「ワクワク模様とドキドキ模様、巡ってみれば新発見!
09(まるく)香川まちめぐり」のキャッチフレーズどおり
展開しますので、どうかご期待ください。
少しでも長く滞在していただき、
少しでも新たな滞在型の旅行ニーズに合うものが提供できればと、
胸をワクワクさせながら、取り組んでいきたいと思っていますので、
ぜひご期待ください。

 そして、肝心なことは、お金を支払っていただく観光客の皆様から、
「ありがとう・・・」など感謝の言葉を、少しでもいただけるような
おもてなしで観光客の皆様をお迎えできればということです。
そのおもてなしを観光関連事業者だけではなく、
県民にも広げられればと思っています!

 普通は、お金を受け取った観光関連業者の方たちが、
「ありがとうございました!」というのですが、
この場合は、お金を支払っていただく観光客の皆様から、
「ありがとう・・・」など感謝の言葉をいただくことなのです。

 このような思いで、職業に就いた方は、
38歳の時に世界ソムリエ大会で優勝したソムリエ田崎真也さんです。
彼は、若い時に両親が離婚して苦労していた時に、
アルバイトの厨房で、自分自身が調理した得意のチャーハンを
お客様に提供したところ、会計時にそのお客様から、
「とってもおいしかった、ありがとう!」と言われたことに
大感動して、それがソムリエ社会に入るきっかけとなったのです。
世界にチャレンジしている時も、いつもこのことは頭から離れず、
現在もたいへん気にしていることだと述べています。

 まさにこのおもてなしの気持ちの徹底が重要であり
必要不可欠なのです。私の執務机の後ろの壁には、
これを課の今年の目標のひとつにと掲げさせていただきましたが、
ぜひこの運動をできるだけ大勢の方に理解していただき、
多くの方に実践していただければと思っています。
よろしくお願いします。

 おもてなしは、観光客に喜んでいただけて、お礼を言われて、
結局はおもてなしをした方が喜びを感じるという、
まさに自分自身のために行うものであります。
だからこそ、本気になって取り組むと、取り組めば取り組むほど
喜びが増し、長続きするようになります。
ぜひとも大勢の県民の皆さんのおもてなしを期待しています。

 まずは、たとえば街で見かけた歩き遍路さんに、
「ようこそいらっしゃいました。」
「お元気で旅を続けてください。」など、
声かけから始めることを提案します。
きっとお遍路さんは、心あったかくなると思います。
観光客だって同じだと思います。

 「てくてくさぬき」で県外からも大勢の方に来ていただきたいですが、
実は県民の方も意外と香川のよさを知りません。
ふるさと香川の目からうろこが落ちるほどの
宝ものについて、この数回で、少し例を挙げさせていただきますので、
まずは皆さんで納得して、そして県外のお知り合いの方に
教えてあげて、香川にまた来ていただけるような
情報発信をお願いしたいと思います。

 てくてくさぬき 春は「食」です。
じゃらん調査全国都道府県NO1の食、
日経リサーチ「地域ブランド力調査」でさぬきうどんが
全国名産品特産品総合ランキングNO1という
眼からうろこが落ちるような高い評価。
もう香川の食材は、立派なブランドとして
県外の方に認知されています。
 そのおいしいものをたくさん提供します。
楽しみにお待ちください。
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テーマ : 香川
ジャンル : 地域情報

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