スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

(45)YES WE CAN !


 民主党上院議員のバラク・オバマ氏が熾烈な大統領選を勝ち抜き、
来年1月20日には、第44代大統領に就任することが決定、
時代は大きく変わろうとしています。
そして、私が尊敬していたアメリカの人気作家
マイケル・クライトン氏が黄泉の国に召されました。
66歳とまだまだ若く、残念でたまりません。
「アンドロメダ病原体」など学生時代の私を
ときめかせたものです。

 イアン・フレミング、エラリー・クィーンなどとともに
好きな外国人作家だけに、悔やまれます。
残念です。

 もう11月も半ば近くになり、県内の樹木も色づき始めました。
「お庭の国宝」栗林公園の樹木も、
少しづつ秋の装いを始めています。

 江戸時代、高松藩のお殿様は、お城を出立して、
この別邸に、本来の正門であります北門から入りました。
今、多くの観光客の皆さんが出入りしています東門は、
当時、切手(御)門(きってごもん、きりてごもん)といって、
御林守(おはやしのもり)などと言われていた使用人が
普段出入りしていた通用口・勝手口なのです。

 現在の東門付近は、鷹の匠などの広大な屋敷や、
田畑、灌漑施設、それに関係する小屋などが存在したところです。

 お城の高松城は、大分中津城、愛媛今治城とともに
日本3大水城と言われているとおり、海のある北側にあり、
正門はあくまでも北門ということになります。

 北門は、「かいの口(くち)御門」と呼ばれていました。
中国の竹の名所「かいの口」に因んだ名前です。

 ところが、街道が次第に整備されて、高松藩の菩提寺である
仏生山(ぶっしょうざん)の法然寺(ほうねんじ)に続く
街道などもにぎやかになってか、
東門あたりも結構にぎわっていたようで、
現在、北門を入ったところに高さ4メートルくらいの
石碑がありますが、これは栗林公園碑といい、
明治8年に栗林公園が県立公園になった時に、それを記念して、
公園の趣旨、沿革、景観などを書き表したもので、
(この石碑には、栗林公園は、元来高松藩の初代藩主松平頼重が
 築庭したものであると書かれており、頼重築庭説の大きな根拠と
 なっています)
明治13年に完成して、実は大正4年までは、
東門付近にありました。

 これは、やはり当時、東門の方がにぎわっていたからなのでしょうか?
まさか正門が東門と誤って設置されたのではないと思いますが、
ただ、当時高松藩だった香川県は、
鳥羽伏見の戦いで官軍に、幕府側で最初に鉄砲を打ち込んで戦いを挑んだけど、
すぐに降参してしまって、賊軍の地となっていたところ。
だからこそ、この明治8年の県立公園も、
実は、香川県立ではなく、
名東(みょうどう)県立栗林公園だったのです。

 栗林公園碑が、正門ではなく、あえて東門付近に建てられたのは、
想像ですが、そのような因果が関係するのかもしれません。

 日本で一番狭い県、日本で一番独立が遅く、明治21年まで
一時的には香川県という名は存在しましたが、
香川県という安定独立した県ではなかったことなど、
調べれば調べるほど、複雑な思いがこみ上げてきます。

 また、1745年の古絵図には、北門のすぐ近くに、
登り窯が描かれており、現在でも古絵図のとおり、
北門のすぐ近くに、「紀太理平」という名の表札が掲げられた家があります。

 この「紀太理平」さんは、
高松藩の初代藩主松平頼重公(水戸光圀の兄)が、
京都から招いたお庭焼きの陶芸家ですが、
武者小路千家とも深いつながりがあります。
公園の南湖のほとりには、九重塔などの理平焼きがあり、
また古民芸館にも、理平焼きの作品を何点か展示しています。

 現在の14代当主は女性であり、女性らしい色使いと
繊細さが、鮮やかな色彩と細やかなデザインに
溢れんばかりに感じられますので、ぜひお立ち寄りください。
運がよければ、玄関を入れば、展示されている何点かの作品を
ご覧いただけます。

 また、お殿様は、大名駕籠(かご)に乗られて来られたと思いますが、
明治時代の古絵図を見てみますと、公園北門から北東側に海に向かって
水路らしきものが見られますので、
もしかしたら、たまには船で来られた可能性も否定できません。

 話がずいぶん脱線しましたが、
北門から入園し、売札を過ぎますと、そこには、
アメリカの花(アメリカの国花は、セイヨウオダマキ説が強いです)とも
いうべき10本近くのハナミズキが、
赤茶色に紅葉して皆さんをお待ちしています。
実は、高松市内の街路樹、意外とこのハナミズキも多いのですが、
1912年、当時の尾崎行雄東京市長が、
アメリカのタフト大統領夫人のレンさんたちの強い要望に応えるために
ワシントン市に桜を送りました。
一度目はアメリカに着くまえに枯れてしまったらしく、
その後研究を重ねて、何とか枯れずに届くように努力して、
2度目で無事到着したようです。

 その3年後の1915年に、
日本にお礼として送られてきたのが、
このハナミズキだったのです。偶然の一致か、
ハナミズキの花言葉は「返礼」です。
日本庭園になぜアメリカの花が?と、
ガイドさせていただく多くのアメリカ人から
異口同音に質問されますが、由来をお話させていただくと、
皆さん納得していただき、親近感もぐっと高まるようです。

 ハナミズキ、英語名は、DOGWOOD。
幹の皮を煎じて、犬の蚤よけに使用したことから
そのような名前がついていますが、
「空を押し上げて・・・」という私の大好きなシンガーである
一青窈(ひととよう)のヒット曲「ハナミズキ」の出だしの歌詞は、
天に向かって美しく咲くハナミズキの特徴を見事にとらえています。

 また、その近くの桜並木の桜の葉も色づいています。
桜の花はその美しさと妖艶さで日本の象徴でもありますが、
桜の紅葉はあまり知られてはいません。
しかし、桜の紅葉、実に余韻のある美しさなのです。
おそらくあの枯れかかった色合いは、人によっては
侘びさびの世界へといざなうかのような美しさと言う人もおられます。
ぜひとも、一度ご来園していただき、その美しさをご堪能ください。

 さらに少し園内を進みますと、芙蓉池が見えます。
夏場、あれほど生命がほとばしるごとく、
見事に咲き誇っていたハスの花も、緑の大きな葉っぱも
今は、すっかり枯れてしまっています。
夏の美しさを知っているものは、哀れさえ感じる風景ですが、
しかし、そういう雰囲気ではありますが、にもかかわらず、
そこに立ち止まって、たとえば椅子に腰掛けて、
その枯れたハスをしばらく眺めてくだされば、どうでしょうか!
確かにすべてのハスは枯れてはいるものの、
なぜか時間が経つにつれ、次第に生命力を感じはじめるから
不思議です。
目に見えるハスは確かに枯れていますが、しかし、
目に見えないところで、また来年への開花に向かって
これから迎えるハスにとっては厳しい晩秋、冬に耐えうる準備を進めており、
その神秘的なパワーが感じられます。

 それは、もう10年近くになりますが、
今頃の時期に、同じ椅子にぽつんと腰掛けていた初老のご婦人を見かけて、
その御婦人の周りの空気があまりにもあったかそうなので、
失礼とは思いましたが、お声をかけたしたところ、
心安くお話させていただいたことがありました。

 御婦人は、どうやらお茶とお花の先生でしたが、
今頃の時期に見られるこの枯れたハスの群生が、私の中では、
公園内で一番大好きなお気に入りの時間であり、
空間であることを言われました。
当時は、そうなんだ!?とわかったようなわからないような
そんなあやふやな気持ちでしたが、
最近、なぜか、枯れたハスを見ると、
あのご婦人の言われてことをいつも思い出し、
私自身も、今頃の時期に見られるこの枯れたハスの群生が、
気になり、ふと立ち止まってしばし見てしまいます。

 何も美しく咲き誇った花ばかりがいいのではありません。
美しく咲くためには、このような将来のための準備期間も必要であり、
しかし、美しさも永遠ではなく、必ずいつかは枯れて
その美しさを失います。限りある美しさだからこそ、
懸命に輝くのだと思います。
しかし、耐えれば、また次に美しい花をつけることができます。
そう思って枯れたハスを見続けると、
枯れたハス以上にいとおしく見えてくるから不思議です。

 華やかなライトアップにまったく隠れた存在ですが、
もし日中、紅葉散策に栗林公園に行かれました時に、
あるいは、ライトアップ見学で夕暮れ時に行かれましたときには、
しばし私の話を思い出して、枯れたハスの姿を、5分で結構ですから、
じっと見つめていただければと思います。
いつもとは違った枯れたハスの表情が見れるかもしれません。
また、枯れたハスと会話できるかもしれません。
ぜひ見つめてあげてください、枯れたハスの群生を。

 そのお庭の国宝で、21日から、
待望の秋の紅葉ライトアップが始まります。
今年は、例年と違って、3つのお楽しみがありますので、
ぜひお誘いのうえ、ご来園ください。

①さる10月18日に、
今から300年以上前の江戸時代初期の様式を残す茶室
「新日暮亭」において、
真鍋知事を主客、松平家のご当主である14代頼武さんを次客に迎えて、
武者小路千家(官休庵)14代家元千宗守さんを亭主に、
63年ぶりに茶室披きを行いました。
3人の方が、新日暮亭の待合に座って歓談される姿は、ちょうど
63年前の5月に、今の家元さんやご当主の祖父の方が、
茶室披きを行ったものであり、感慨深いものがありました。
実は、さらに当日、出された茶菓子も、
高松市片原商店街の三友堂の大内さんが作ったもので、
同じ63年前には、彼の祖父が茶室披きに協力したものです。
63年前の5月に実施されました茶室披きは、
明治初期に略奪を恐れて園外の家老邸に
持ち出されたものを再び高松空襲から守るために、
再度園内に移築したものであり、
歴史の重みと関わった方の熱き思いを感じます。

 おそらくそういう方の情熱的な行動がないと、
移築もありえず、そうすると、
明治初期の動乱の香川では、略奪の対象になってことだろうと思います。
また、高松空襲では、焼け落ちていたのではないかと思います。

 現在、土日祝日に限ってですが、
新日暮亭は一般開放していますので、まだの方はぜひお立ち寄りください。

 その茶室「新日暮亭」が、今年は、
ライトアップのコースに新しく追加されます。
それも、皆様を竹あかりで誘導する竹あかりロードとして、
江戸時代にタイムスリップさせていただきますので、ご期待ください。

②東門近くの古民芸館では、
20世紀を代表する世界的な家具デザイナーである
ジョージ・ナカシマの、それも彼が東京小田急百貨店で、
第1回作品展を行ったとき、売買対象の展示品であったにも関わらず
たいへん愛着があって、
これだけは買ってほしくないと思っていたテーブルと椅子を、
実は当時金子知事が購入して、
ナカシマ氏は落胆されたようですが、
その後そのテーブルと椅子は、知事公舎の迎賓館ルームで
使用されていました。

 そのテーブルを使用してその椅子に座って、
コーヒー、紅茶とお庭の国宝オリジナルスィーツ
「栗ショコラ」がいただけます。

 また、いつもは家具館に置いていますそのテーブルと椅子は、
最近では同種のものが、9千万円で落札されていますが、
ライトアップ当日は、古民芸館に移して、
その中庭をめでながら、召し上がっていただきます。

 その枯山水の中庭、実は、アメリカのジャパニーズガーデンで
数年連続首位を獲得している日本庭園である
島根県安来市の足立庭園美術館の作庭者である中根金作氏の
作品なのです。
ライトアップされたこの中庭の枯山水、
北側と南側は、古民芸館の床下を流れるかのようなつくりで、
見るものを驚かせます。

 ぜひとも、ゆったりとした気分で、
召し上がっていただけたらと思います。
またとない貴重な機会ですので、ぜひおいでいただき、
お庭とオリジナルお菓子をご賞味ください。

 ちなみに、家具館西側の建物は、惜々亭(せきせきてい)といって、
当時これらの建物群の館長だった和田邦坊氏の執務室でした。

③そして、これこそが今回の目玉企画で、私もものずごくうれしくて、
最初県婦連の野田会長様からお話をお伺いした時には、
もう飛び上がらんばかりでした。

 11月22日土曜日に、地元自治会や県婦連や有志、
コトデン、高松信用金庫、四国新聞社、香川県LPガス協会、
栗林小学校、桜町中学校、高松第一高等学校などの皆さんが中心になって、
コトデン栗林公園駅から栗林公園東門までをおもてなしエコロードとして、
午後5時から9時まで、キャンドルの灯りロードができます。
栗林公園のライトアップを、地元の方が自ら盛り上げようという
あたたかい気持ちは、これまでにもあまり例がない話で、
これを契機に栗林公園が、広く多くの県民に愛されていくことを
願わずにはおられません。
ほんとうに感謝しています。

 キャンドルの灯りのほか、子供たちの作品展示、
温かいおもてなし汁のお接待もありますので、
どうかご期待ください。
雨天の場合は、翌23日日曜日に実施したいただけます。

 ありがとうございます。
そしてこれからもよろしくお願いいたします。


●情報発信

①ホテルルポール讃岐、栗林公園ライトアップに合わせて、
 もっと楽しめる特製弁当発売、現在予約受付中。

  21日から30日と、ライトアップの期間に併せて、
 特製松花堂弁当を発売。
 1階レストランでもご賞味できます。
 お値段の割には、質量とも豊富です。
 また、ビール、日本酒、日本茶のいずれか1本がついています。

 予約は、前日の17時までです。
電話:087-831-3330です。

②「ほとり」オープンでにぎわっています!

 栗林公園北門にオープンしましたお茶処「ほとり」が
最近オープンしましたが、最近おいしいランチが女性の間で
大人気となって、連日売り切れ状態が続いています。
お茶菓子、甘味ものもあって、午後もお客さんで
にぎわっています。

 「ルポール讃岐」と「ほとり」、いずれもとってもおいしいお店なので、
ぜひお立ち寄りいただき、公園散策の後にでも、
ぜひ立ち寄っていただき、召し上がってください。

③地元西日本放送(RNC)で、栗林公園オンエア
 栗林公園の新日暮亭が、
RNCニュースリアルタイム「時をこえて ~今~」で
今から、50年近く前に撮影された映像とともに、
現代の新日暮亭がオンエアされますので、
ぜひご覧ください。
 
 日時 11月10日(月)18時30分頃から約5分

 私も少し出演させていただいています。

④高松工芸高校創立110周年記念工芸展は、
とてもよかったのですが、紙面の関係上、
次回にお話させていただきます。

 全国で4番目にできた工芸高校、
その歴史は長く、また特に戦前は、現在の東京芸大の前身である
東京美術学校にたくさんの優秀な生徒を輩出し、
またさらに成長して、社会に、あるいは芸大の教授に
素晴らしい逸材を送り込んでいます。
 詳しくは、次週に!

⑤香川県庁舎50周年記念プロジェクトチーム主催による、
「あのころの県庁舎を語る」が、
11月8日土曜日、県庁ホールで、開催されました。

 当時の丹下設計事務所から、神谷先生と長島先生、
そして、地元からは岡田石材会長、型枠の森本組社長、
当時のエレベータガールお二人、
そして50年経過した今もきれいな姿を保ち続けている
第一の功労者でもある清和会は、お手紙で参加など
思いを持った方のお話がリレーで聴けて、
裏方の人たちのあふれる情熱に触れて、
目頭が熱くなった瞬間もあり、
たいへんいい企画でした。

 思いがあるものの自主的な企画だからこそ、
できたものだと思います。

 できればこのお話も次週にさせていただきます。
ご期待ください。

⑤うどんネクタイ、さらに新色3色追加で計10色に!
10日から、うどんネクタイの新色3色を追加しました。
 うどんネクタイ4千本売り上げ突破記念ということで、
このたび、ミスティグレー、プラチナシルバー、
シャンパンゴールドを追加発売。
 ネクタイは、千本売ればヒットですから、4千本は大ヒットです。
デザインはすべて、県職員OBの竹内守善さん。
だからセンス抜群です。
 このうち、プラチナシルバーは、私も早速買って、
先週の結婚披露宴に、一斉販売より一足早く購入して、
着用してきました。

 披露宴でも、結構評判よく、何人かは会場の
全日空ホテルクレメント高松1階で購入されたようです。

 料金は、3,500円とお買い得。
ぜひとも、ご購入ください。

 購入できるお店は上記ホテルのほか、
・栗林公園内の商工奨励館(香川県物産協会)
・県内JR主要駅のキヨスク
・高松天満屋
・イオンショッピングセンター(高松、綾川)
・東京新橋のアンテナショップ「せとうち旬彩館」

      です。
スポンサーサイト

テーマ : 香川
ジャンル : 地域情報

コメントの投稿

非公開コメント

ブログ内検索

与一ブログ全記事表示

全ての記事を表示する

記事アーカイブ
讃岐電光掲示板
カテゴリ-・リンク
にほんブログ村 歴史ブログへ
にほんブログ村 トラコミュ 高松松平藩へ
高松松平藩
にほんブログ村 トラコミュ 日本庭園へ
日本庭園
にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村 トラコミュ 日本の文化へ
日本の文化
四国の人気ブログ

FC2Blog Ranking

関連 リンク集
NHK 時計
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
国盗りカウンター
FC2カウンター
頑張れ ! 琴平電気鉄道 !!
映画DVDファッション雑誌無料ブログパーツ
記事へのコメント
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

トラックバック
プロフィール

与一の矢

Author:与一の矢
讃岐の扉!ふるさとに潤いを !!

カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。