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(119)究極のツアーとは・・・?

 二十四節気では、5月5日の立夏を過ぎ、
七十二候では、初候の蛙始鳴(蛙が鳴き始める)から
次候の蚯蚓出(蚯蚓が地上に這い出る)への移りの候です。
蚯蚓(きゅういん)とは、ミミズのことです。

 この連休中、栗林公園にも大勢の県外客が訪れてくれました。
特に今回は、最後の高速道路千円利用かもしれないということで、
多くの皆さんが、5日連続の休暇、好天などの条件がそろって、
香川を通り越していつもより遠出するような印象が強かったですが、
それでもよく健闘して、多くの入園者に恵まれました。
また、この連休を利用して大勢の皆様に所長室まで
激励にきていただき感謝です。
この場を借りまして心からお礼申し上げます。
ありがとうございました。

 園内最大の数寄屋造りの掬月亭(きくげつてい)では、
お客様の満足度を高めるための初めての試みとして、
連休初日の29日から、連続7日間、連日5回、
掬月亭に関するガイドを実施しました。
特にリピータの方には、こういうことは初めての経験で、
眼ウロコの世界が広がったと大好評でした。
 また、初ガイドをしました職員やボランティアガイドの皆さんも
20分ほどのガイド終了直後には、
大きな拍手をいただくことも珍しくなく、
ガイドの方も満足度が急上昇して、皆さんにこにこ顔でした。
しかし、ガイドも日を経るに連れて、皆さんエンジンが全開してきて、
それぞれ独自の資料を作成してきたりで、
連休半ばから、1日5回のガイドが、
ほとんど連続ガイドになってしまって、
大賑わいで、亭内の混雑に拍車をかけたこともありましたが、
それもお愛嬌でした。

 「掬月亭ミステリー」と名付けて、
数枚の雨戸が、次々と90度回転して部屋の周りを
スムースに動き回るシーンを見た入園者は、
もうすっかり魅せられてしまいます。

①古図で確認できる限りでは、今から少なくとも約310年前に
 建築されたと推測される数寄屋造りの建物は、しかしながら、
 設計者は不明。 
 
②初代藩主松平頼重公が、千利休のひ孫の千宗守を、茶道頭として
 京より招いたことより、三千家のひとつ武者小路千家(官休庵)発祥の
 地となってこと

③空から見れば、北斗七星の形はなぜ?(星斗館 ⇒ 掬月亭
 古代中国や日本では、権力の象徴が北極星、それを掴むのが
 北斗七星であり、南斗六星であったことから、武田信玄の軍扇の
 裏にも、北斗七星のデザインがあったこと。
 初代藩主頼重公、2代藩主頼常公とも、実は運命のいたずらで、
 将軍を狙える水戸家の藩主になれなかったこと。

④数寄屋建築の第一人者建築家故村野藤吾氏も大絶賛した
 デザイン「井桁菱格子」と「和紙貼り天井」は、
 村野氏が設計したなだ万山茶花荘本店、帝国ホテルや
 新高輪プリンスホテルにも使用されていて、その斬新性と
 シンプル性がモダンに拍車をかけていること。

⑤四季折々に恵まれて、自然に生かされている
 日本の文化(真・行・草)の粋を集めた建物

⑥大名庭園は、道教(タオイズム)の神仙蓬莱思想の具現化
 3島一連の池(庭)など

 今まで知らなかった、知らされなかった
掬月亭の歴史、誕生秘話、作庭のコンセプトなど、話題は尽きません。
この企画は、今後も継続していければと思っていますので、
詳細が決まりましたら、またご案内させていただきます。

栗林公園 お花の見頃
 栗林公園は、本来は茶庭(露地)ですから、
あまりお花の話はしない方がいいと個人的には思っていますが、
それでも、公園では、可憐な花々が入園者の眼を楽しませてくれ、
園内のゴミ拾いの途中でも、はっと胸が高鳴るほどの
美しい花に出会えます。
現在出会える花で、その一端をご紹介させていただきます。

〇ハナミズキ(DOG WOOD)
 北門から入園して10メートルくらい進むと、そこは白やピンクの
ハナミズキの世界。
 明治45年に、当時のタフト米大統領夫人の希望をかなえるがごとく、
当時の尾崎東京市長が、アメリカに桜(=ソメイヨシノ、
現在のワシントンDCのポトマック河畔にある桜がそうです)を送った
お礼に、日本に送ってきたのが、このハナミズキ。
花言葉は、「お礼」です。
同じく、ハナミズキは、公園北東側の三木武吉広場の中にも咲いています。

 英語名のDOG WOODは、その樹液を煮て犬に塗ると、
ダニがわかないとの言い伝えがあり、そのような名前になっていますが、
日本名からは想像がつきませんね。
香川は意外と街路樹にもこのハナミズキが多いです。

〇カキツバタ(燕子花、杜若)
 アヤメ科の植物で、ひときわ鮮やかな紫色の花をつけます。
燕子花といえば、江戸絵画を代表する琳派の尾形光琳作の
国宝「燕子花図屏風」を思い出します。
現在、所蔵する東京根津美術館で一般公開されていますが、
ぜひこの機会にご覧ください。

 余談ですが、尾形光琳は、京都の呉服商雁金屋に生まれた次男坊。
父が若くして亡くなり、相続した莫大な財産を湯水のように浪費し、
衆道にものめり込み、遊蕩三昧の生活を送っていました。
しかし、40歳を過ぎて借金生活に入り、借金を返すために
絵の世界に入ったとも言われています。
天賦の才能があったのか、彼の絵心は、染織、陶器や小袖の絵付け、
漆の伝統工芸品にも及び、その才能を余すことなく発揮しています。
そして、光琳は、絵画で2つ、工芸品で1つの国宝を生み出しています。
特に、国宝「燕子花図屏風」は、伊勢物語にでてくる燕子花をモチーフにし、
背後の金箔に、わずか2色で燕子花を表現している力量は
他の追づいを許していません。
そして、その国宝「燕子花図屏風」をよくみると
同じ絵の部分が、左隻、右隻とも2箇所ずつ使われており、
それが染織手法を取り入れてリズムを醸し出していると評価されています。
また、X線で詳細に調査すると、燕子花の花や葉の背後には金箔は
使用されていなく、末代までこの絵図が伝わるように工夫されています。
(金箔の上に描くと、はがれやすいのです)
おそらく、紙で燕子花や葉の形を紙型で作って貼って、
金箔がのらないようにしたのだと思われます。
 
 栗林公園では、燕子花は、南西隅の小普陀と言われているところにある
シンバツリョウという橋の袂に可憐に咲いていて、
心が洗われるようです。また、南東側の吹上というところにも
咲いています。

〇ショウブ
 本格的なショウブは、まだまだですが、
今、北庭の群鴨池の北側岸辺に、黄ショウブが美しく咲いて、
カメラを持った皆様の素敵な被写体となっています。
あっと思うようなところにひっそりと咲いており、
可憐さが引き立っています。

〇フジ
 江戸時代初期の様式を備えた大名茶室で、
全国でも唯一土間のある茶室で有名な新日暮亭付近には、
現在、白フジは少し盛りを過ぎましたが、
青フジは見事に咲き誇っていますので、ご覧ください。
江戸時代から、フジの花はこの場所で咲いていたようです。

〇ツツジ・サツキ
 園内至るところにあり、
新緑の青葉と対照的に眼を楽しませてくれています。
ぜひ、おいでください。

●金沢伝統芸能公演 IN 栗林公園の反響
 メールをいただきました。
金沢の伝統芸能公演のメールを読まれた方が、
香川県もかなり文化度は高いのではないかと思いましたという内容でした。

 実は、文化度は高いのではないかではなく、非情に高いです。
ただ、それを十分認識理解していない人が意外に多く、残念です。
そういう民力の弱さがずっと気になっていました。
今回金沢から一流の芸妓さんの招聘は、
金沢の素晴らしい伝統芸能を体感していただきたいとの思いと、
それを通じて、実は香川も素晴らしい伝統芸能などが存在することを、
多くの県民に理解してほしいということ、
さらに、金沢の素晴らしい伝統芸能家の方たちにも
改めて香川の素晴らしさを体感していただきたいという、
数年来の構想・思いでの実現でもあったのです。

 それと、同じような似通った時代で育った両地域の方たちが、
相互交流を通じて、お互いのいいところを学ぶことの大切さ、
無いところを学び刺激を受ける大切さを学んでいければと思っています。

 そういう話を先日、小豆島で泊り込んでお話しましたが、
香川の魅力についての話が、
思わず涙が出るほど感動いたしましたという
お礼状をいただいたことからも、
話せばよく分かっていただけるものだと思っています。

 今回の金沢の伝統芸能公演を鑑賞された県民の方の意見が、
さすが鍛えられた加賀百万石の芸妓の演技という感想とともに、
それにしても改めて、舞台となった栗林公園の素晴らしさに
感動し、再認識したという意見が多く、
そういう意味で今回の公演はある意味を持ったのではないかと
思っています。

 他の地域のよさを実体験することを通じて、
それを舞台にした香川の素晴らしさにも気づいてほしいという仕掛けが
これからもどんどん必要だと思っていますので、
今後とも皆さんのご支援ご協力をお願いいたします。

●究極のツアー 歩き遍路
 先日、縁あって、四国遍路の講演依頼がありました。
私自身は、四国88か所を完全踏破していませんし、
それほど詳しくはないのですが、とお話させていただいたのですが、
どこでどう間違ったのか、その道の先達ということを聞いてきたので、
ぜひともという依頼。
お話させていただいているうちに、誤解はとけたのですが、
あとでお話しますが、その時にお話した話の内容が面白かったようで、
それではそのような内容をお話くださいという話になって、
結局は、1時間くらいの話ということで、
引き受けお話させていただくことになりました。
ほんとに縁というのは不可思議なものです。

 当日は、身支度や遍路の歴史から始まって、
四国遍路の父と言われていますが、今ひとつ知名度がない
真念についても、お話させていただきました。
彼の生没年は不詳ですが、17世紀の江戸時代に活躍し、
へんろ道の整備(200本以上の道しるべを設置)や、
へんろ宿の整備などを行い、また、
「四国遍路道指南(みちしるべ)」、「四国遍路霊場記」、
「四国遍路功徳記(くどくき)」などのへんろガイドブックを出版、
現在の姿であるへんろの順番を決定した人でもあります。
お墓は、高松市牟礼町の洲崎寺境内にあります。
現在、お遍路は行程1440キロメートル、
年間約15万人が巡礼、うち3千人は歩き遍路と言われています。
外国人や女性の一人歩き遍路もよく眼にします。
私自身も、何人もの歩き遍路とお話させていただきましたが、
彼らにとって、一番うれしいのは、
地域の方からお声をかけていただくことだということは
皆さん、異口同音にお話されていました。
「こんにちは」、「気をつけてお参りください」という
何気ない言葉や挨拶などの声かけが、心の琴線に触れるようです。
香川に入ってくるお客様は、徳島などを歩くお遍路さんとは違って、
もう30日以上も歩き遍路を続けてきた方であり、
いくつかの困難や試練に耐え、堂々とし、風格もできていますので、
声をかけにくい要素もありますが、それでもうれしいと言っておられます。
それと、なぜ歩き遍路をされているのですかという質問を
いつもさせていただきますが、皆さん答えは決まっていて、
「それは、歩けばわかります!」と笑っています。

 歩き遍路は、皆さん先入観で、結構リーゾナブルな費用で
回れると思っておられますが、
実は、毎日野宿するわけにもいかず、
時間も順調にいって約40日もかかりますから、
これが意外と費用がかかるのです。
四国までの旅費や準備費用、宿泊費や食費、雑費などを考えると、
平均1日約1万円、40日間の旅ですから、
トータル約40万円必要になります。
また、40日間という期間が必要になり、時間に余裕がないと
チャレンジできません。
さらに、健康かつ、ある程度どころか、
強靭な体力や意思がないと遂行できません。
また、あらかじめ決められたコースをたどってはいきますが、
そこで出会う人や体感することは、
実はまったく予測できないことであって、これはもう
ワンダーランドの世界が広がります。
不安ではありますが、またワクワクドキドキ感の期待も
てんこもりです。
時には、思いもかけない人に優しさに触れることもあって、
実は、歩き遍路というのは、費用もかかり、時間もたっぷり必要で、
強靭な体力や精神力も兼ね備えていて、
そして、新たな大発見も期待できるという、
これはもう究極のツアーだと言っても過言ではありません。
だからこそ、実際に歩き遍路されている方に、
なぜ歩き遍路をされているのですかという質問をすると、
いつも、皆さん答えは決まっていて、
「それは、歩けばわかります!」と話されることはそういうことなのですし、
だからこそ、リピーターも多いわけです。
歩き遍路は誰にだって出来るわけではなく、
究極のツアーですから、なかなか出来ないもので、
しかし、歩き遍路できると言うことが、実は「幸せ」なのですね。
多くの方が、様々な悩みを抱えて歩き遍路にチャレンジされているとも
窺っていますが、いつの間にか、その運命を素直に受けいれ、
悩みを昇華させてもらえ、
ついには回れることが幸せなのだと感じさせてくれる、
そういう究極のツアーが歩き遍路なのです。
歩き遍路こそ、究極のツアーなのです。

●ソウルでさぬきうどん店新たにオープン
 現在、ソウル及びその近郊では、さぬきうどん店が2軒がんばって
おられます。
ソウル特別市南の京畿道にある、
「山田家」(ペク・チョルギュンさん経営)と
ソウル市内の「天狗うどん」(ミンさん経営)の2軒です。
2店ともとってもおいしく本場さぬきうどんに近い美味しさです。
2軒とも、さぬき大使館として香川の情報発信をお願いして、
香川の認知度向上に大きく貢献されています。
2軒とも、メール交換させていただいており、
香川(さぬき)に対する熱き思いは、頭が下がります。

 そうして、最近
ソウルでうどん屋をオープンしましたというニュースが入ってきました。
天狗うどんで働いていました若者の神内さんが、自分のお店を出すという
長年の思いを実現させたのです。
お店は、いろいろな方にブログ等で紹介していただいているようなので
一部添付しておきます。

  http://www.cyworld.com/vanilla83/3027419

  http://hudo.tistory.com/151

 がんばってほしいですね。
Special Beauty Spot RitsurinGarden

Ritsurin Garden,a Daimyo's garden was designated as the 8th special beauty spot in Japan in March,1953.It is the largest,representative“Kaiyushiki-teien"(landscape garden designated for strolling through) in the country.
Under the Cultural Properties Protection Act,at present,a total of 23 gardens have been classified as special beauty spots. Of these,6 are Daimyo gardens and 13 are temple gardens.
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テーマ : 香川
ジャンル : 地域情報

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