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(117)日本人の素晴らしき感性、何処に !

 二十四節気では、4月20日は穀雨です。
七十二候では、
穀雨の初候の葭始生(葦が芽を吹き始める)から
次候の霜止出苗(霜が終り、稲の苗が生長する)への移りの候です。

●日本人の素晴らしき感性、何処に・・・
 栗林公園では、この土日は比較的温かく、まだ何組かが
名残惜しくサクラの下でお花見をしていました。
今年は、異常気象のせいか、サクラ(ソメイヨシノ)は、
まだまだがんばって花をつけているものもあって、
一陣の風が吹くと、桜がぱっと舞い、
散り桜が見事な花吹雪を演出します。
一部は葉桜となっていますが、まだまだサクラは見頃?です。

 園内の花情報としては、
籔椿(ヤブツバキ)の花が、緑の苔の上に落ちて、
散り椿となって、赤と緑の見事なコントラストの素晴らしいシーンが、
自然に演出されていますので、一度ぜひご覧ください。
また、サトザクラ(八重咲きのサクラ)とツツジ類が
咲き始めとなっていますことも、お知らせしておきます。

 そして、青葉が眼に沁みるほど、青々(緑々)と色づいています。
モミジや楓の紅葉もきれいですが、青葉も瑞々しくて
いとおしくなるくらいきれいです。
実は、小豆島寒霞渓も紅葉の時期は、美しくて日本3大渓谷美を
醸し出していますが、今のこの時期の寒霞渓の青葉も
ほんとうにまばゆいくらいに美しいですよ。

 園内の池では、
雌鯉が岸辺近くで激しく尾鰭で水面を叩くかのようにして
産卵して、そのあとを雄鯉が追って受精させています。
樹木も鯉も、新しい生命を誕生させています。

 そういえば、公園の近くの御坊川の支流の浅瀬でも、
10匹くらいの雄鮒が、
1匹の雌鮒の後を追いかけて、産卵された卵を受精させています。
普段は忙しさにかまけて、このような光景は目にしないのですが、
おかげさまで、生命の息吹を肌で感じています。

 栗林公園には、ミシュラン三ツ星認定の影響もあってか
たくさんの観光客が訪れています。
私も、17日の土曜は仕事で、ガイドクラブの総会に出席したり、
総会記念講演(あなたの魂に火をつけてみませんか!)で
お話させていただいたりしましたが、
18日の日曜日は久しぶりにお休みをとらせていただき、
数ヶ月前から予約の公園ガイドを2件させていただきました。

 1件目は、県内の17名のご婦人方のツアーで
朝の9時から3時間40分。
北門の近くにあります、高松藩の御庭焼きとして伝統を誇る
14代紀太理平さんのご自宅兼窯場にある「理平焼き」の
小美術館ガイドや
家具館から古民芸館に至る、昭和の小堀遠州と言われている
中根金作氏設計の中庭や枯山水庭園、
古民芸館2階に掲示されています、江戸中期製造だけれども
鋳鉄を使用し、しかし古さを感じさせない
なんとモダンな意匠の欄間などは、
皆さん、何度も出かけたことのある栗林公園
まったく意外で知らない部分であり、
相当の驚きようで喜んでいただきました。  
また、掬月亭でのお茶席は、皆さん久しぶりにのんびりされたようで、
鶯の鳴き声も聞こえて、リラックスできたようです。

 実は、先週、雨が降っていた時に、偶然好対照な2組と
遭遇しました。
日本人グループは、雨が降っているので、早く切り上げようなどを
言い合って、つい先ほど入園したにも関わらず、引き返そうとしていたので、
雨の公園も情緒があっていいですよと声かけして、
皆さん納得して、園内を回り始めました。
ところが、直後にスイス人カップルに会って驚きました。
彼らは、「ようこそ栗林公園にいらっしゃいました!」と
私が挨拶するや否や、
「雨の栗林もいいですね、いや、むしろ晴れの栗林よりも、
 しっとりして、雨の栗林の方がいいのでは・・・」と
ベタ褒めでした。
公園のよさを十分理解していただいている、
このスイス人カップルには、驚きです。
いつから、日本人の感性と西欧人の感性が逆転したのか
少し悔しい思いがするのは、私だけではないはずです。

 掬月亭の中庭にここから先は行けませんという約束事の留め石が
置いていますが、欧米人は、その旨を説明しますと、
それ以上は進みません。よく日本の文化を知っている方が多いです。
しかし、台湾や韓国の方の中には、そういう留め石の説明をしても、
その隣の文様のある白洲の中を通るから驚きです。
文化の違いだから仕方ないと思って笑っていましたら、
最近は、日本の若者も、注意しますと、同じように
白洲の中を堂々と通るから、驚いてしまいます。

 あの小泉八雲が、来日して驚いたことは、
秋の静かな夜に、虫の音を聴いて、そして聞き分けて楽しむ
日本人の豊かな感性です。
実は、私たちには当たり前のような、この感性は、
世界を探してもどこにもそのような人種はいないようです。
小泉八雲は、「虫の音楽家」という本で、この日本人の感性の
素晴らしさをベタ褒めですし、
彼自身も、その影響を受けて、それまでは
他のヨーロッパ人と同じようにノイズと感じていた
虫の音を、なんとここちよい音色だろうと感じ、
その後、楽しんでいたそうです。

 日本人の感性の豊かさも、最近では子供の頃から、
そういう訓練をしておかないと見につかないほど、
私たちの生活リズムから、自然が遠のいています。
便利優先、効率優先の社会では仕方ないのかもしれませんが、
何か大きな忘れ物をしているのではないのかというのが
私の率直な感想です。

 そういう意味では、
今年の7月19日から開催される
瀬戸内国際芸術祭2010」は、
確かに現代アートの祭典には間違いないのだけど、
しかし、もっと深堀りすると、
高齢・過疎化の負の遺産としか見ていない瀬戸の島々や海が、
実は、かつては、人、モノ、文化、情報が伝わってきたところであり、
私たちが現代失いかけているもの、たとえば自然、景観、
歴史、文化、伝統芸能、人々とのふれあいなどが、
瀬戸内海や島々にまだまだ残されているという事実を
もっと認識して体感すべきだというコンセプトで実施されるのであり、
そのためのきっかけや動機付けとなるのが
現代アートであるということを早く大勢の方に知っていただき、
この芸術祭に来ていただけるように、思いは強くなるばかりです。

 引き続いて、2件目は午後1時から2時間と、
大阪香川県人会一行のツアーの方でした。
昨年の5月17日に、大阪市で大阪香川県人会の総会の席上で
大胆にも記念講演をさせていただき、
多くの皆さんが知らないであろうふるさと香川の
目うろこの素晴らしさをお伝えしたところ、
それでは、またツアーを組んで訪れましょうと
そのときはその場の社交辞令と思っていましたが、
なんと約1年後にそのツアーが実現し、
大勢の皆様が、大阪香川県人会ツアーに参加されて
香川に来られています。来週も来られます。
ほんとにうれしい限りで、感謝、感謝です。
まさか自分自身が、公園の所長になるとは露知らず、
でも、公務でご案内するわけにもいかず、
お休みとってガイドさせていただいています。
今回は、土間のあるほとんど唯一の江戸初期の茶室である
新日暮亭や、桶樋滝、古図の説明など、
またサービスとして、陰陽石もいくつかご案内させていただきましたが、
多くの皆さんというか、全員眼うろこの世界であり、
たいへん喜ばれました。

 2件で6時間近くのガイドは、やはり少々声が枯れ気味ですが、
皆さんに喜んでいただき、たいへんうれしく、また元気のエネルギーを
いただきました。ありがたいことです。
 
 さらに、21日は、県下の市町新人採用職員に対しての研修時間を
3時間15分いただいていますので、聴いてくれた新採職員が
「ふるさとはすごい、自信ができた、ふるさとのために頑張るぞ!」と
いう意欲が湧くような
そんな研修が少しでもできればと思っています。

●那須幹博の 讃岐のほんまですか?
 ビジネス香川BK(2010年2月下旬号:第12回)
  シリーズ12  讃岐は素晴らしき日本伝統文化の宝庫

 「滅びてほしくない民族があるとしたら、それは日本人である。
日本人は貧しいが高貴である。」詩人で外交官のフランス人、
ポール・クローデルの言葉である。

 そこには忘れてはならない日本人の素晴らしさがあった。
彼は、1921年(大正10年)から、1927年(昭和2年)までの
5年余、駐日フランス大使であった。
彼に、ジャポニスムなどの大きな影響を与えたのは、
実姉のカミーユ・クローデルであり、
彼女は19世紀を代表する近代彫刻の父オーギュスト・ロダンの、
優秀で美貌の弟子でもあった。
ロダンの晩年の助手は、香川出身の藤川勇三であったことは有名である。
 日本人の何が、それほど彼を惹きつけたのか、
四季折々の自然の中ではぐくまれてきた精神性の高い
日本文化の存在も欠かせないと思う。
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が、世界で日本人だけが
虫の音を聞き分け楽しむ感性を持つと驚嘆したこととも
ひとつの現れである。
ふるさと香川には、そのような素晴らしき伝統文化が
長い歴史の中で培われてきたのである。その一端をご紹介したい。

●たとえば、「能」について
「能」は、時間と空間を超越する夢幻能として、
当時の常識を破る芸能であった。
京で観阿弥・世阿弥の親子の「能」舞台を、
室町幕府3代将軍足利義満が見初めて感動し、
当時の最高の博学者でもあった関白二条良基も、
彼の日記に世阿弥に出会えた感想を「心がほけほけする
(高鳴りドキドキする)」とまで書いている。
当時の武家社会においては、能は貴族社会にはない新たな強みとしての
芸能であった。「能」は、基本的には、死後の世界から蘇ったシテが、
ワキに語りかける物語であるが、
仮面劇、舞台劇、男性劇でもある。
当時の男色文化を理解しないと誤解が生まれるが、
17歳の義満が、絶世の美男子であった12歳の世阿弥に恋をして、
お互いを愛するようになる。
白洲正子をして、稚児姿は、幽玄の本風なりとまで言わしめている。
一子相伝門外不出であった世阿弥の世界的名著「風姿花伝」は、
明治になって一般に公開され、瞬く間に各国に翻訳された。
讃岐と能は、縁が深く、讃岐が舞台の能は3作ほどあり、
「松山天狗」(崇徳上皇と西行)、「八島」(源義経)、
そして「海士(あま)」は、藤原不比等(淡海)と海士の悲しい
恋の物語である。2人の間に生まれた子供「房前(ふささき)」は、
現在コトデン志度線の駅名にもなっている。
また、旧高松藩邸にあった染井能舞台は、現在、
人間国宝の憧れの舞台でもある横浜能楽堂に移築されている。
能の話は、男と女、恋愛、親子、友情など今日でも鑑賞に堪えうるものだが、
特に高齢者問題については深い洞察があり、
現代社会でも大いに参考になるものである。

●番外 桜田門外の変
 最後の高松藩主11代藩主松平頼聰公の奥方は、
筆頭譜代大名である井伊直弼の次女弥(八)千代姫でしたが、
直弼は、その後クーデターともいうべき桜田門外の変で暗殺されたこと、
そして、2人の間に生まれたのが、
12代ご当主の松平頼壽(よりなが)公で、
大老井伊直弼公のお孫さんにあたり、
徳川慶喜の父である徳川斉昭公のお孫さんである昭子さんと、
ご結婚されたということもお話させていただきました。

 まさに運命の出会いともいうべきもの、
お二人がご結婚され、幸せに過ごされたことを伺うにつれ、
動乱の幕末・明治から、平和の時代になってきたことを痛感しています。
これも多くが先人の努力の賜物だと思っていますが、
これからの将来の平和な時代の維持については、
我々現代人に課せられている大きな責務だと思います。

 で、桜田門外の変で、
実は、重傷を負った家来達は、その後切腹の沙汰が降ります。
藩主の命を守りきれなかったことはそれほど大きなことなのです。
そして、軽傷や無傷の家来は、どうなったかというと、
全員、打ち首、お家は断絶、
近親者も打ち首という厳しく非情な沙汰が降りています。
これが、武家社会、封建社会の厳しい現実です。
ほんとうに平和な今の世の中に感謝しなければいけません。

●情報発信
 青鬼くんの観光情報-イベント情報など、観光香川のとっておき情報

①歴史が育んだ古都金沢と高松の伝統芸能競演 IN栗林公園

 歴史的にも文化的にも同じように素晴らしいものをたくさん有する
金沢と高松、石川県と香川県の今後益々の交流を目指して、
まずは、2つの地域に長年息づき育てられてきた伝統芸能を披露し
競演することとなりましたので、ぜひ多くの皆さんのご来園を
お待ちしています。

 日時:4月25日(日)
    第1回競演 11時~
    第2回競演 13時~

 場所:栗林公園内掬月亭北の特設ステージ

 内容:舞と地方の競演
 料金:入園料のみ


②GW(ゴールデンウィーク)、掬月亭はあなたを待ってま~す。

 園内で一番の見所と言われている掬月亭で、
GWに大サービスをいたします。
詳細は次回に掲載、お知らせします。
楽しみにしておいてください。
4月29日からの掬月亭、あなたを待っています。
 

③第61回丸亀お城まつり
 戦国武将ブームもあってか、入場者数が最多記録を更新中の丸亀城。
その天守修復を記念して始まった丸亀お城まつりでは、
名物“骨付鳥”を題材にした「全日本骨付鳥選手権」や、
毎年総勢2千人が練り歩く「まんでガンガン大行進」など、
今年も楽しい催しが盛りだくさん!

 5月2日(日)には、「日本の太鼓まつり」も開催されます。

【日時】5月3日(月・祝)・4日(火・祝)
【場所】丸亀城周辺(入場無料)
【問合せ先】丸亀お城まつり協賛会事務局
(丸亀市商工観光課内)℡0877-24-8816
【HP】http://www.city.marugame.kagawa.jp/itwinfo/i11836/

④うそかえ神事・献麺式
 学問の神様・菅原道真をまつる滝宮天満宮。
当日、参拝した人々が木製のうそ鳥を買い、
まじめな心持ちでほかの人と「かえましょう」「かえましょう」と
呼びかけながら互いに取りかえ(鳥かえ)れば、
知らず知らずのうちに犯した罪が清められ開運を招くと言われています。
また、麺文化や讃岐うどんの隆盛を願って、
打ち立てのうどんを奉納する献麺式も行われます。

【日時】4月24日(土)11時~
【場所】滝宮天満宮 
【問合せ先】綾川町役場経済課 ℡087-876-5282
      滝宮天満宮社務所 ℡087-876-0199

┌『青鬼くんの観光情報』に関するお問い合わせ―――――――――――┐
  観光振興課 kanko@pref.kagawa.lg.jp 電話:087-832-3360
└――――――――――――――――――――――――――――――――┘
Special Beauty Spot Ritsurin Garden

Ritsurin Garden,a Daimyo's garden was designated as the 8th special beauty spot in Japan in March,1953.It is the largest,representative“Kaiyushiki-teien"(landscape garden designated for strolling through) in the country.
Under the Cultural Properties Protection Act,at present,a total of 23 gardens have been classified as special beauty spots. Of these,6 are Daimyo gardens and 13 are temple gardens.
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テーマ : 香川
ジャンル : 地域情報

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