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(112)今週末から香川は、目が話せません!

 二十四節気では、
3月6日「啓蟄」を過ぎ、
21日には、「春分」を迎えます。

 七十二候では、
啓蟄の次候の桃始笑(桃の花が咲き始める)の候から
末候の菜虫化蝶(青虫が羽化して紋白蝶になる)の候です。

長谷川等伯・・・続編
 前回のメールで、等伯のお話をしましたら、
ある方から、早速、上野の長谷川等伯展、行ってきましたよと、
買ってきた図録を貸していただきました。
ずっしりと重く、厚さも2.5センチ、
2,500円ですが、
見ごたえ、読みごたえ十分で、至福のひとときです。
この土日、公園ガイド2件の間に読みふけりました。
そして、これはもう本物を絶対鑑賞しないといけないと
強く心に決めました。
それほど素晴らしい内容の図録でした。

 その図録を眺め読む中で、この図録が、
私が以前から思っていることと同じことを
示唆しているという面白いことに気づきました。

 実は、等伯が、33歳まで過ごした七尾で描いた作品は、
「信春」という名前を号しており、その当時に描いた仏画と、
上洛してからの作品の気風に大きな違いがあるということで、
美術史家の間でも過去、別人ではないかとの論争もあったのですが、
現在は、「信春・等伯同人説」で定説化しています。
 しかし、展覧会でご覧になってもわかるように、
国宝の中でも、
水墨画の至宝と言われている「松林図屏風」と
金碧画の豪華絢爛・豪奢艶麗な「松に秋草図屏風」や、
「楓図壁貼付け」のような絵は、
本当に等伯一人で描いたのかと疑うほどの大きな違いがあります。
それだからこそ、この図録の解説も、
絵師としての実像については、長谷川等伯という絵師単独での
作品もあるが、そのほとんどが、工房的な集団制作の可能性ありと
示唆しています。
これは、たとえば、葛飾北斎やシェークスピアにも同じようなことが
言われており、興味深いところです。

 今も昔も才能だけでは世に出られないことも多く、
等伯と、狩野永徳を中心とする狩野一派との権謀術数の駆け引き、
あらん限りの策を練ってのライバル争いは、熾烈なものだったに
ちがいありません。
狩野の牙城に挑んでいく等伯も、よほどの自信やプライドがないと
出来ないことだし、利休にしてもその才能をよくぞ評価したものだと
思います。茶聖と言われている利休の非凡さがここでもよく現れています。
一体利休の才能とは、ほんとうに底知れぬ深さです。
そして、それに劣らず等伯も天才ですが、
天才で語りつくせないところは、今後の研究成果が楽しみです。

 ぜひとも本物の迫力を感じながら、また考えてみたいと思います。
皆さんもぜひ鑑賞にお出かけください。
図録の彼も言っていましたよ、日が経つにつれてまた見たくなったと・・・。
すっかり魅せられています。

 それにしても、狩野派と繰り広げられる、
常軌を逸した熾烈なライバル争いは、
絵の天賦の才能があれば世に出られるほど、
当時も生易しいものではないことを物語っています。
絵の世界にも権謀術数使わなければ生きていけないようです。
そして、大きな要素に「運」もあるのですね。
私のような凡人には到底計り知れない苦悩もあったことと思います。
そして、巷で言われているような毒殺説も
意外と真実をついているかもしれません。

金毘羅宮「百花若冲繚乱」展、いよいよ始まる・・・!
 今週金曜日の3月19日から、金刀比羅宮で、伊藤若冲特別展
「百花若冲繚乱」が開催されます。
第一会場は、普段は非公開の奥書院「上段の間」、
第二会場は、高橋由一館3階で開催されます。

  http://www.konpira.or.jp/event/2010-Jakuchu/index.html

 江戸時代では、人気NO1の絵師伊藤若冲(京都青物屋生まれ)も、
明治に入って、岡倉天心によって抹殺されたのはご存知でしょうか。
岡倉天心によると、江戸時代の絵画は、狩野派、琳派、浮世絵に代表され、
若冲の絵は評価されなかったため、その後、多くの作品が
海外に流出。
アメリカのジョー・プライスという若者が、卒業記念にもらった
車購入費のお金を握り締めて、車を購入しようと、通りをかけていたときに
ふと眼にとまっ若冲の絵に足が止まり、すっかり気に入ってしまい、
車を買うお金で、若冲の絵を初めて購入したというエピソードは有名です。
ほんとうに運命の出会いだったと思います。
以後、プライスは、すっかり若冲の絵に魅せられてじまって、
作品コレクタ-になっていくのでした。
1800年若冲が亡くなってから没後200年ということで、
プライスコレクションの若冲の絵が日本で紹介されてから、
瞬く間に若冲ブームとなって、今日まで続いています。

 人には様々な才能があって、岡倉天心、彼抜きでは
美術史は語れませんし、茶の心で日本人の精神性を
世界に広めた人でもありますが、しかしその反面、若冲に関しては、
彼さえ誤った評価をしなければと思うこともたびたびです。

 そういえば、函館戦争で捕まった榎本武揚のその後の大活躍を
福沢諭吉が、「二臣に仕えるものは評価に値しない」と切り捨てているし、
文豪森鴎外にしても、陸軍の最高軍医として、「かっけ」の診断を
本当はビタミン不足が原因で食生活を変えれば治るものを、
ウイルス性の伝染病と誤って診断、
3万人、一説には5万人を超える死者をだす結果となっています。
歴史上の人物の評価は、本当に後世のわずか1人の人間によって
抹殺されるほどの怖さを持っています。
こういうことを考えると、
一面的な歴史の解釈はほんとうに怖いものがあります。
今、見直されている明治の薩長史観は、
やがて数年すれば、敗者側から見た明治維新そしてその後という中で
また新たな評価がなされるものだと思います。

 今回の若冲展、
花丸図など京都の国立博物館文化財保存修所で修復され、
また非公開作品で借りてきている作品も8点ほどあると聴いてますので、
とても楽しみです。
ぜひご覧ください。


●第2回高松国際ピアノコンクール
 いよいよ今週水曜日の17日から、28日までの12日間
熱い鍵盤の戦いが繰り広げられます。
このコンクール、総事業費1億5千万円、
スタッフは140人のボランティアに
支えられています。
成功させたいものですし、
中央通りの街路灯には、たくさんのフラッグが取り付けられ、
風に舞っています。
それにしても、1億5千万円、よく集まったものです。
市民、県民大いに盛り上がらないといけません。

 世界26の国と地域から243名の応募があり、
予備審査で、40名の出場者が決定しています。
(実際は、4人が棄権し、戦いは36名の中で争われます)

 詳細は、下記のURLで・・・。
    http://www.tipc.jp/japanese/index.php

 10人に絞り込まれた第3次審査では、モーツァルトの
ピアノ協奏曲に挑みますが、前回同様、新たに作曲した
ピアノ独奏曲も演奏されます。
前回は、「屋島」でしたが、
今回は、「栗林の四季~庭園にて」です。
ぜひとも、大勢のチャレンジャーがこの機会に栗林公園を
訪れて、素晴らしい庭園のイメージを描きながら
テーマ曲にチャレンジしてほしいです。

 ちなみに今から25年前のショパン国際ピアノコンクールで
優勝したスタニスラフ・ブーニンが、栗林公園を訪れ感動し、
エッセイがマスコミを賑わしたのはちょうど20年前のことでした。
ご存知でしたか?
皆様もこの機会に、栗林公園にお越しください。
ほんとに素晴らしい庭園です。
借景の紫雲山に感動すら覚えます。
そして、今月26日からは、
10周年を迎えるライトアップが始まりますので、
ぜひお越しください。

●ネット広告が新聞広告を追い抜いた!
 2009年の日本の広告費は、前年より11.5%減って、
5兆9222億円と、調査を開始した1947年以来、
最大の減少率となりました。

 最大の広告媒体はテレビですが、
1兆7139億円、2位はインターネット7069億円、
3位は新聞6739億円、雑誌は3034億円と、
とうとう、インターネットが新聞を追い抜いてしまいました。

 でも、これは世界の潮流では遅く、
イギリスでは、最近、広告媒体の王様と言われている
テレビ広告費をインターネット広告費が追い抜いています。
アメリカでもこの傾向は顕著で、数年先には同じような現象が起きると
言われて、メディア再編成の動きが加速化されています。

 ただ、そうは言ってもテレビの影響力は、日本ではまだまだ大きく、
ある程度の情報は、テレビや新聞のアナログで知り、
もっと深堀りしたいときに、インターネットを利用する傾向が
強いようですが、これもここ数年で劇的な変化を見せるかもしれません。

 現代の時代背景を述べるときに、情報環境の劇的な変化について
講演の中で、現在の状況をお話する時に、
このことを話すことがよくあります。

 圧倒的な情報量の増加、動画などのリッチコンテンツの日常化、
そして、ケータイなどユビキタス化の進展、
インタラクティブ化(双方向性)も一般化してきたことがあげられますが、
一番の特徴は、従来は受け手のみだった市民一人一人が、
情報の送り手になることが可能となり、これこそが、
一市民と企業、自治体、国との立場を一変させています。
すなわち、ひとりの力でも、企業や自治体、国と五分五分に争える
ことが現実的に可能となってきたのです。
恐るべき速度で進展するネット社会。
しかし、根底に人間同士の信頼関係が無ければ、
ネット社会もあっという間に滅んでしまいます。
大切なものは、根底に無ければいけないのは、人間関係。
そして、インターネットを利用する人間のモラル如何にかかっています。


●那須幹博の 讃岐のほんまですか?
 ビジネス香川BK(2009年12月下旬号:第8回)
シリーズ8 さぬきの自然③ さぬきの自然が創ったキラリと光るもの・・・

○心やすまり、琴線に触れる太古の響き・・・サヌカイト
 旧石器時代から弥生時代中期までの約2万年間、
割って鋭利な刃物石器として利用していたサヌカイトは、
世界でも本県の坂出金山・五色台でしかほぼ採取できず
(大阪・奈良県境の二上山付近などで少し採取)貴重です。

 通称カンカン石のとおり、叩けば素敵な音を発する摩訶不思議な
石です。1891年ドイツの地質学者ワインシェンクによって
名づけられたサヌカイトは、約1,300万年前の火山活動で
誕生しました。人間が知覚できる音の周波数(可聴域)は、
約20Hzから20kHzの間ですが、このサヌカイトは
この可聴域以外の周波数も出します。
だから、サヌカイトコンサートでは、癒される人、
自然と涙を流す人、気持ちよく寝入ってしまう人など、
反応は様々です。

 香川県庁舎21階展望室には、このサヌカイトサウンドが
無料で堪能できるオーディオがセットされていますが、
悲しいかな、ほとんどの方がご存知ありません。
私はくじけそうになった時、玉藻公園のド根性松に
逢いに行ったり、昼休みにこのサヌカイトサウンドを聴くなどして、
明日へのエネルギーもらっています。

○小豆島土庄町の宝生院(ほうしょういん)の巨木シンパク
 このシンパクは、日本最大で、樹齢1,500年以上と
推定されています。樹高は約20m、幹の根元の周囲は16.6m、
1樹でもさながら森のように見えるほど雄大な樹冠を呈し、
樹勢は旺盛で壮観。国の特別天然記念物に指定されているのは、
全国でもこのシンパクだけです。

 日本書紀によると小豆島を初めて訪れた観光客と言われている
応神天皇が、滞在した仮宮の地に御手植された伝説もあります。

○円上島(まるがみじま)の球状ノーライト
 観音寺市の沖合い伊吹島の近海は、日本一おいしいカタクチイワシが
捕れる海域として有名ですが、その近くの円上島
(江戸時代の古絵図にも存在)には、球状ノーライトがあります。
ノーライトとは、斜方輝石ハンレイ岩のことです。
球状ノーライトは、構成鉱物が配列模様を変えて数cmから
こぶし大の大きさの不規則な外形を示す球状に集合したものです。
深成岩の中で、構成鉱物が球状に集合し結晶化する現象は、
きわめて限定された条件下で起こるものであり、
たいへん希少価値があります。

○東かがわ市鹿浦越のランプロファイア岩脈
 東かがわ市の鹿浦越岬のモノトーンの美しいストライプ模様の岩脈は、
地質学上たいへん珍しいものです。
白色の花崗岩のなかに、黒色のランプロファイアが岩脈として貫入し、
見るものを魅了し、国指定の天然記念物となっています。

●情報発信

①栗林公園春のライトアップ、いよいよ26日金曜日から開始!
 詳細は次回・・・

 昨年の5月17日、大阪香川県人会の総会で、
香川の宝もののお話をしてきましたところ、
うれしいことに、県人会の方が、有志を募って、
香川の栗林公園をぜひ訪問したいので、ガイドをお願いしたいとの
お申し出がありました。
飛び上がらんばかりのうれしさでいっぱいです。
訪問は4月18日ですが、
これも縁だと思います。
心をこめてのガイドさせていただけたらと思っています。


②「ふしぎな世界二人展」(再掲)
 上島令嵩・MUZON高橋

 香川の風光明媚な庵治にある「歯ART美術館」では、
3月23日まで、「ふしぎな世界二人展」(上島令嵩・MUZON高橋)を
開催しています。あと残りわずかになりました。
何かユーモラスな上島氏の漫画キャラと、
UFOに遭遇した高橋稔氏のアートは、興味深い取り合わせで、
本当に不可思議な世界が広がっています。
お二人とも国際大会では数多くの作品が表彰されているなど、
海外での評価は高いです。
ぜひともこの機会に、覗いてはみませんか?

 詳しくは下記のURLまで・・・
   http://ha-art.com/event/index.html
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テーマ : 香川
ジャンル : 地域情報

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